XGen に関するよくある質問

法線の補正とは何ですか?
プリミティブの生成は、ユークリッド(XYZ)空間ではなく、パラメトリック パッチ空間で行われます。このため、プリミティブの配分では、正方形のパッチが正方形のパラメトリック空間に一致するとみなされます。法線の補正では、正方形以外のパッチの配分補正が試行されます。

正方形以外の配分を補正するために、XGen では U および V iso カーブの比率が検索されます。たとえば、パッチの幅が高さの 2 倍ある場合、シェイプ補正によって、生成されるヘアの密度が高さに沿って半分程度になるように調整されます。基本的に、補正によってパラメトリック空間がユークリッド空間と一致するように修正され、次に、パラメトリック ドメインの外側にあるすべてのポイントがカリングされます。

パラメータ設定の補正とは何ですか?
前に説明したように、プリミティブの生成は、ユークリッド(XYZ)空間ではなく、パッチのパラメトリック空間で行われます。このため、プリミティブの配分では、パッチ上の均一なパラメトリック空間が均一なサーフェス領域と一致するとみなされます。パラメータ設定の補正では、iso カーブのパラメトリック空間の設定が均一ではないすべてのパッチを補正します。

これを示す例として、正方形のパッチがある場合に、法線の補正が不要になりますが、iso カーブがユークリッド空間でそのように歪められ、パッチの中心の領域が、パッチ上の別の位置にある類似するその他のパラメトリック範囲よりも小さくなります。この違いにより、小さな領域範囲ではプリミティブが高い密度で表示され、大きな領域領範囲では低い密度で表示されます。

XGen では、均一なパラメトリック空間の設定に基づいてサーフェス領域の配列を検索することで、これを補正します。次に、これらの領域が比較およびスケールされて、密度の補正マップが作成されます。これに基づいて、ジェネレータはパッチ内の範囲のうち、大きい領域にはプリミティブを多く生成し、小さい領域にはプリミティブを少なく生成します。

パラメータ設定の補正マップをどのように再生成できますか?
パッチのマップが存在する場合は、最適化のために再利用されます。XGen ではジオメトリの変更についてはチェックされません。これは、パラメータ設定の補正マップがパッチ参照モデルで生成される必要があるため重要です。マップを再生成するには、法線を補正(Compensate Normals)パラメータ設定マップを作成(Create Parameterization Map)をクリックします。
注: XGen は自動的にマップを生成しません。ユーザがマップを生成する必要があります。これは、トポロジを変更したり、元のモデルが変更された場合にのみ行う必要があります。
モデルをアニメートするときにプリミティブが飛び出したり入ったりするのはなぜですか?
パッチ領域は、バインド時に計算されてキャッシュされます。パッチは次の場合にバインドされたとみなされます。
  • 手動でバインドされたとき
  • Maya シーンからロードされたとき
  • 読み込まれたとき

レンダリングにはディスクリプションの読み込みが関係するため、パッチがバインドされ、その時点で領域が計算されます。レンダー中に、デフォメーションによって、フレームごとに異なる領域がパッチに指定されることがあります。その結果、異なる数のプリミティブが生成されることがよくあります。このため、パッチ参照モデルを使用することをお勧めします。「XGen パッチ」を参照してください。

パッチ参照モデルがレンダー時に表示されるのはなぜですか?
パッチ参照モデルは、モデル ジオメトリと同時にバインドされます。シーンをロードして、パッチ リファレンスがない場合は、バインドされません。その後でパッチ リファレンスを作成と、XGen では認識されず使われません。このため、シーンのロード後にパッチ リファレンスを作成する場合は、XGen でパッチ参照モデルが正しくバインドされるように、シーンを保存して再ロードします。
選択した XGen パッチまたはディスクリプションをどのようにプレビューしますか?
選択項目をプレビューするには、次のいずれかを選択します。
  • ジオメトリ オブジェクト
  • XGen パッチ
  • ディスクリプション
  • ガイド
次に、XGen メニューから、プレビュー オプションを選択します。

生成されたプリミティブをプレビューする」を参照してください。

デバッグ レベルと統計レベルはどのように設定しますか?
デバッグ レベルは、XGen の使用方法に基づいて、2 つのやり方で設定することができます。
XGen エクスプレッション エディタ(XGen Expression Editor)で次のコマンドを使用します。
xgmMessage -d <debuglevel> -s <statlevel> -w <warninglevel>
デバック レベルは、デバッグ(Debug)モディファイアを使用して設定することができます(「デバッグ」を参照)。デバッグ レベルは、XGen エディタ(XGen Editor)ログ(Log)メニューからも設定することができます。