mental ray を使用して .mi ファイルを書き出し、レンダーするには、2 つの方法があります。1 つ目の方法では、ファイル > すべて書き出し(File > Export All)オプションを使用します。2 つ目の方法では、コマンド ラインから mi エクスポータを使用します。
mental ray でファイル > すべて書き出し(File > Export All)を使用して .mi ファイルを書き出し、レンダーするには
すべて書き出しオプション(Export All Options)ウィンドウが表示されます。
すべて書き出しオプション(Export All Options)ウィンドウにあるファイル タイプ特有のオプション(File Type Specific Options)を使用すると、ファイルの命名規則やその他の詳細を制御することができます。
キーを使用して、mental ray for Maya の書き出し操作をキャンセルすることができます。この機能は書き出し操作を解除しますが、Maya は実行されたままです。
コマンド ラインを使用して .mi ファイルを書き出すには
Render -r mi -rd "C:/images" -im "cmdTest" -of "tif" -s 10 -e 15 -b 1 -binary 0 -perframe 0 -exportPathNames "1111111111" -file "C:/temp/test.mi" mayascene.ma
上記のコマンドでフレーム 10 から 15 (-s、-e、および -b フラグ)を書き出し、アニメーション全体用に .mi ファイルを 1 つ書き出します(-perframe フラグ)。書き出した .mi ファイルは ASCII フォーマット(-binary フラグ)になっており、パスとファイル名は C:/temp/test.mi. です。.mi ファイルではフル ネームに絶対パスを使用します(-exportPathNames フラグ)。
test.mi ファイルがスタンドアローン型レンダラを使用してレンダーされるとき、出力イメージ ファイルは tif フォーマット(-of フラグ)になっており、ファイル名 cmdTest (-im フラグ)で c:/images directory (-rd フラグ)に格納されます。
いくつかのコントロールによって、シーンを .mi フォーマットに書き出す処理を手作業で最適化することができます。書き出し方法を制御するために、ノードに追加できるユーザ定義アトリビュートの特定のセットが、トランスレータで認識されます。
.mi ファイルを書き出すには、mental ray で .mi ファイルを書き出してレンダーするを参照してください。
シーンを .mi フォーマットに書き出す処理を加速させるには、アニメーション上で静止していることがわかっているオブジェクト(建物など)に対してデフォメーション チェックを無効にしたり、バンプ マッピングやその他の接線ベースのシェーディング エフェクトを使用しないオブジェクトに対して接線ベクトルの書き出しを無効にしたりします。
トランスレータにオブジェクトのデフォメーションを検出させるかどうかを指定します。
デフォメーション判定とシェイプ ノードのモーション ベクトル計算に対するオブジェクト単位の制御をサポートするには、このブーリアン(boolean)型のユーザ定義アトリビュートを認識させます。グローバルなシェイプ デフォメーションを書き出し(Export Shape Deformation)オプションはオーバーライドされ、オブジェクトに対する現在のシェイプをマークするか、デフォメーション モーション ブラーから除外します。2 つの一般的なシナリオをサポートしています。
このオプションによって、シェイプ アニメーションのトランスレーションとデフォメーション モーション ブラーの検出が、劇的に加速されます。
オブジェクト上にある接線ベクトルの書き出しを制御します。
ポリゴン メッシュと NURBS サーフェスで接線ベクトルの計算をオブジェクト単位で制御するには、このブーリアン(boolean)型のユーザ定義アトリビュートを認識させます。グローバルな... 派生物を書き出し(Export ... Derivatives)オプションはオーバーライドされ、接線計算に準じて現在のシェイプをマークまたは無視します。2 つの一般的なシナリオをサポートしています。
接線は、mental ray のバンプ基本ベクトルとして提供される一次微分です。これは、Maya ベースのシェーダ フィルタリングとバンプ マッピングで使用されます。