メタデータの視覚化オプション

メタデータの視覚化オプション(Metadata Visualization Options)の設定内容に基づいて、メタデータが表示されます。

また、マーキング メニューのメタデータ > メタデータの視覚化(Metadata > Visualize Metadata) > を選択してこのウィンドウを開くこともできます。

ビューポート 2.0 でメタデータを視覚化する」も参照してください。

視覚化するストリーム(Stream to visualize)
シーンに属するすべてのメタデータ ストリームがこのドロップダウン リストに表示されます。視覚化するストリームを選択します。
注: また、マーキング メニューのメタデータ > ストリームを選択(Metadata > Select Stream)からストリームを直接選択することもできます。
メンバー(Member)
選択したストリームに属するすべてのメンバーが、このドロップダウン リストに表示されます。視覚化するメンバーを選択します。
注: また、マーキング メニューのメタデータ > ストリームを選択(Metadata > Select Stream) > <ストリーム>からメンバーを直接選択することもできます。
方法

3 つのモードでメタデータを視覚化することができます。

  • カラー

    表示カラーの範囲は 0.0 (黒)から 1.0 (白)です。ブーリアンは白または黒で表示され、整数および浮動小数はグレースケールで表示されます。ベクトル(3 つの整数または 3 つの浮動小数)は RGB カラーとして表示されます。

    2 つの浮動小数または整数のベクトルの場合は、浮動小数または整数の値がそれぞれ R 値と G 値にマッピングされます。青の値は 0 に設定されます。単一の浮動小数点または整数の場合は、同じ値がすべての RGB 値にマッピングされます。4 つ以上の浮動小数または整数の場合、最初の 3 つの値のみがマッピングされ、その他の値はすべて無視されます。

    視覚化すると、メタデータの割り当てられた頂点、エッジ、頂点フェースは、メタデータの割り当てられていない選択されているものよりも大きく太く表示されます。

  • string

    メタデータの値は、コンポーネントの上に文字列として表示されます。

  • レイ(Ray)

    メタデータの値は、コンポーネントの中心から放出するレイとして表示されます。レイは表示されている頂点などのその他の表示コンポーネントの上に描画されます。

    単一の浮動小数または整数の場合、レイはコンポーネントの中心と垂直に放射状に描画されます。レイの長さはメタデータの値を表し、レイのカラーは白です。

    3 つの浮動小数または整数のベクトルの場合、レイの方向はメタデータの値を表し、レイの長さはベクトルのマグニチュードを表します。たとえば、メタデータの値(1, 1, 1)および(2, 2, 2)は両方とも方向(1, 1, 1)でコンポーネントからレイを放射します。ただし、(2, 2, 2)を表すレイは(1, 1, 1)を表すレイの 2 倍の長さになります。3 つの浮動小数または整数のベクトルの場合、レイのカラーは暗い赤です。

    2 つの浮動小数または整数のベクトルの場合、浮動小数または整数の値はそれぞれ X と Y の値にマッピングされ、Z は 0 に設定されます。4 つ以上の浮動小数または整数の場合、最初の 3 つの値のみがマッピングされ、その他の値はすべて無視されます。

カラー方法

次のオプションは、視覚化方法としてカラー(Color)を選択すると表示されます。

色の解釈元(Color interpretation from)

カラー範囲をリマップして、値がカラーとして表示される方法をコントロールできます。

4 つのオプションの中から選択します。

0-1
0 の値が黒にマッピングされ、1 の値が白にマッピングされます。すべての値がこの範囲にクランプされます。この方法は、ブーリアンおよび浮動小数メタデータ値の場合に最も役立ちます。
0-255
0 の値が黒にマッピングされ、255 の値が白にマッピングされます。すべての値がこの範囲にクランプされます。この方法は、整数メタデータ値の場合に最も便利です。
データ範囲を自動的にリマップ(Automatically remap data range)

現在視覚化されているストリームの最小値と最大値を Maya が検索し、すべてのデータ チャネルに同じカラー範囲を使用します。

たとえば、片方が(0.25, 0.5, 1.75)の値、もう片方が(0.8, 2.0, 1.1)の値の 2 つのデータ割り当てがある場合、以下に示すように、最小が(0.25, 0.25, 0.25)に設定され、最大が(2.0, 2.0, 2.0)に設定されます。

最小値は黒として解釈され、最大値は白として解釈されます。つまり、ここで上記のストリームに(0.25, 0.25, 0.25)および(2.0, 2.0, 2.0)の値のメタデータを追加すると、これらはそれぞれ黒と白で表示されます。

その他の値はすべて新しい最小値に対して相対的に解釈されます。たとえば、ベクトル(0.25, 0.5, 1.75)は 0 から 1 のスケールではなく、0.25 から 2.0 のスケールで相対的に解釈されるようになります。R と G の値は 0.25 ~ 2 のスケールの低い側の端にあり、B の値は 0.25 ~ 2 のスケールの高い側にあります。したがって、頂点は主に青で表示されます。

同様に、0.25 ~ 2 のスケールで解釈される場合、ベクトル(0.8, 2.0, 1.1)は G の値が優勢です。したがって、頂点は主に緑で表示されます。

カスタム再マッピング範囲(Custom remapping range)
必要に応じて下限範囲(Lower range)および上限範囲(Upper range)フィールドで範囲の値を設定します。同じカラー範囲がすべてのデータ チャネルに使用されます。最小値を下回る値はすべて黒として表示され、最大値を上回る値はすべて白として表示されます。

面の色補間を有効化(Enable color interpolation on faces)

頂点または頂点フェースのメタデータを視覚化するときに、このオプションを有効にして頂点または頂点フェースの周囲のフェースにカラーを補外することができます。この機能は、データがサーフェス全体にどのように分散しているかをよく理解するために役立ちます。

レイ方法

次のオプションは、視覚化方法としてレイ(Ray)を選択すると表示されます。

レイの長さスケール(Ray length scale)

メタデータ値を表す既定のレイの長さが短すぎるか長すぎる場合は、このアトリビュートを使用してスケールすることができます。これはすべてのレイのユニバーサル スケール値です。

関連項目