FK を使用したアニメートを行った後で、IK ソルバをオンにすると(キー > IK/FK キー > IK ソルバの有効化(Key > IK/FK Keys > Enable IK Solver))、ジョイント チェーンが望ましくない位置に反転することがあります。
ジョイントの反転は、スプライン IK ソルバによる計算の正常な結果で、ジョイントの方向を回転値 0 から 90 度以上回転させたときに発生します。ジョイントの回転値が 0 となるのは、ジョイントの回転 X (Rotate X)、回転 Y (Rotate Y)、回転 Z (Rotate Z)値が(親ジョイントの回転値を基準にして)ゼロになるような位置です。反転は、ジョイントがほぼ 180 度回転したときに最も顕著になります。
注: ジョイント チェーンに反転の問題がある場合は、シングル チェーン ソルバの代わりに、回転プレーン ソルバを使用します。回転プレーン ソルバは、シングル チェーン ソルバで発生することがある IK チェーンの反転を制御するために、極ベクトルとともに導入されました。2 ボーン チェーンにシングル チェーン ソルバを使用することはお勧めしません。
ジョイント反転を解除して、IK ソルバの有効化(Enable IK Solver)をオンにしたときに反転しないようにするには、以下の手順を実行します。
- アニメーション(Animation)メニュー セットで、キー > IK/FK キー > IK ソルバの有効化(Key > IK/FK Keys > Enable IK Solver)をオフにします。
これにより、ジョイント チェーンが反転する前の位置に戻ります。
- IK ハンドルを選択してから、リギング(Rigging )メニューセットでスケルトン(Skeleton) > 優先回転角に設定する(Set Preferred Angle)を選択します。
- キー > IK/FK キー > IK ソルバの有効化(Key > IK/FK Keys > Enable IK Solver)を再度オンにします。
- キー > IK/FK キー > IK/FK キーの設定(Key > IK/FK Keys > Set IK/FK Key)を選択します。
必要に応じて IK を続けて使用します。