カラー管理ポリシー(外部のプリファレンスファイル)を使用する

ポリシーは、カラー管理プリファレンスを含む外部ファイルです。カラー管理の設定にポリシーを使用すると、Maya を起動したり、新しいシーンを開始したり、保存されたシーンを開くたびに、ファイル内の設定が自動的に適用されます。こうすることで、チーム全体や、プロジェクトまたはショットごとに、共通のカラー管理ポリシーを強制することができます。

ポリシーが指定されているカラー管理プリファレンスを変更して保存(Save)をクリックした場合は、現在のポリシーを更新するか、新しいポリシーを書き出しするように求められます。キャンセルしてプリファレンス(Preferences)ウィンドウに戻るには、X ボタンをクリックします。

重要: ポリシーを使用するときは注意してください。異なる設定で保存されたシーンを開くと、それらの設定は現在のポリシーに変更されます。その後でシーンを再度保存すると、元のシーンの設定は失われます。
注: ポリシー ファイルは OCIO 環境変数の効果をオーバーライドします。

現在のカラー管理プリファレンスをポリシーに書き出す

  1. カラー管理プリファレンスが希望通り設定されていることを確認します。
  2. CM プリファレンスを書き出す(Export CM Pref)をクリックし、フォルダとファイル名を指定します。
重要: Maya prefs/ フォルダの synColorConfig.xml を上書きしないでください。

ポリシーからカラー管理プリファレンスをロードする

  1. カラー管理(Color Management)プリファレンスの外部ファイルからカラー管理プリファレンスを書き出しまたは読み込み(Export or Load Color Management Preferences from External File)の下にあるフォルダ アイコンをクリックします。
  2. あなたまたは他のユーザが既に書き出したポリシーのパスとファイル名を指定します。

    指定したファイルが見つからない場合、パスが斜体で表示されます。

ポリシーの使用を停止しこのフィールドをクリアするには

環境変数を使用するポリシーをロードおよびロックする

MAYA_COLOR_MANAGEMENT_POLICY_FILE 環境変数には、Maya を起動するときに自動的にロードするポリシーの絶対パスとファイル名を設定することができます。この操作を行うとき、カラー管理プリファレンスを変更し、設定を更新したり書き出すことができます。別のポリシーをロードすることも、パスをクリアしてポリシーをアンロードすることもできます。新しい設定は現在のセッションで使用されますが、環境変数で指定されたポリシーは、Maya の再起動時に再度適用されます。

MAYA_COLOR_MANAGEMENT_POLICY_LOCK 環境変数を 1 に設定すると、カラー管理されたポットの表示を切り替える、または現在のシーンでカラー管理を無効にする以外は、カラー管理プリファレンスを変更することはできません。ポリシーでは、元の設定は、新しいシーンを開始するか、保存されたシーンを開くときに再適用されます。

一般的な環境変数の詳細については、「環境変数」を参照してください。