ファイナル ギャザーの結果を格納して再利用する

既定では、ファイナル ギャザリングのレンダリングが発生するたびに、mental ray for Maya は以前に生成されたあらゆるファイナル ギャザリング結果を無視します。ファイナル ギャザリングの結果はあらためて計算されます。

ファイナル ギャザーのレンダリング プロセスを高速化するために、後のフレームがそれ以前にレンダーされたフレームの結果を利用できるようにファイナル ギャザー結果を保存することができます。

レンダリング間でファイナル ギャザリング設定を変更しない場合は、ファイナル ギャザリングの結果を格納して再利用します(たとえば、静止イメージをレンダーする場合など)。オブジェクト移動に対する放射照度の値が大幅に変更されない限り、ファイナル ギャザリング マップをアニメーションに再利用することも可能です。

既定では、ファイルは現在のプロジェクトの mentalRay¥finalgMap ディレクトリに保存されます。

注:

ファイナル ギャザリング設定を変更する場合は、ファイナル ギャザリングの結果を再利用できません。この場合、次の出力ウィンドウ メッセージが表示され、以前の結果を利用できないことが示されます。

• RCFG 0.2 info: finalgMap/test1:final gather options differ from ones currently used, content ignored.
• RCFG 0.2 info: overwriting final gather file "finalgMap/test1".

以前に生成されたファイナル ギャザリングの結果を格納して再利用するには

1. ファイナル ギャザー(Final Gather)がオンに設定され、アトリビュートが設定されていることを確認します。ファイナル ギャザーでレンダーするを参照してください。
2. ファイナル ギャザー ファイル(Final Gather file)アトリビュートを設定します。
   • ファイナル ギャザー ファイル(Final Gather File)
   • リビルド(Rebuild)
3. レンダーします。

関連項目

• ファイナル ギャザー
• グローバル イルミネーションをファイナル ギャザリングと統合する