選択したブラシ操作により、テクスチャにペイントが適用されるか、またはすでにサーフェスに適用されているペイントが消去、クローン、塗り付け、またはブラーされるかが決まります。
テクスチャにペイントを適用するには、アーティザン(Artisan)
のペイント(Paint)ブラシ、またはペイント エフェクト(Paint Effects)
のペイント(Paint)ブラシを使用します。消去またはクローンには、アーティザン(Artisan)ブラシを使用します。塗り付けまたはブラーには、ペイント エフェクト(Paint Effects)ブラシを使用します。
ペイント(Paint)、消去(Erase)、またはクローン(Clone)するためにアーティザン(Artisan)ブラシを選択するには
- 3D ペイント ツール(3D Paint Tool)設定パネルのペイント操作(Paint Operations)セクションで、アーティザン(Artisan)をペイン(Paint)、消去(Erase)、またはクローン(Clone)に設定します。
Maya では、最後にアーティザン
ペイント(Artisan Paint)ブラシを使用したときに選択していたブラシ プロファイルが自動的に選択されます(最後のプロファイルがカスタム ブラシであった場合、カスタム ブラシの 1 つが選択されていたことが記憶されているだけで、どのカスタム ブラシだったかは記憶されていません。消去(Erase)またはクローン(Clone)操作用にカスタム ブラシが変更されていた場合、このブラシはペイント操作(Paint operation)用、または選択されたカスタム ブラシ プロファイルに応じた操作用に変更されます)。
- 別のブラシ プロファイルを使用する必要がある場合は、ブラシ(Brush)セクションのアーティザン(Artisan)の隣にあるプロファイル シェイプをクリックするか、参照(Browse)をクリックしてカスタム プロファイルを選択します。Maya に用意されているカスタム プロファイルの 1 つを選択すると、選択したイメージに合わせて最後のイメージ ファイル(Last image file)アイコンが変更されます。また、ブラシ(Brush)セクションで、ストロークに対して回転(Rotate To Stroke)オプションを使用すると、均一に円を描いていないブラシ プロファイルの方向を変更できます。クローン(Clone)操作では、このオプションは使用できません。
- 消去(Erase)またはクローン(Clone)を選択した場合は手順 5 に進みます。
- カラー(Color)セクションで、カラー(Color)を選択します。バンプや拡散など、単一チャネル(Single Channel)(グレースケール)のアトリビュートをペイントする場合、ペイントしたカラーは自動的にグレースケールに変換されます。
- 必要に応じて不透明度(Opacity)を選択します。
- 必要に応じて、ペイント操作(Paint Operations)セクションでブレンド モード(Blend Mode)を選択します。
- 必要に応じて、ブラシ(Brush)セクションでブラシの半径(U) (Radius (U)) のアーティザン(Artisan)を修正します。
- サーフェスが非常に屈曲している場合はスクリーンから投影(Screen Projection)をオンにすることもできます。
ペイント(Paint)、塗り付け(Smear)、またはブラー(Blur)のためにペイント エフェクト(Paint Effects)ブラシを選択するには
- 次の方法のいずれかを使用して、ペイント エフェクト(Paint Effects)ブラシを選択します。
- 3D ペイント ツール(3D Paint Tool)設定パネルのペイント操作(Paint Operations)セクションで、ペイント エフェクト(Paint Effects)操作を選択します。選択した内容に応じてブラシは次のように変化します。
ペイント(Paint)を選択した場合 - ブラシは最後に選択したペイント エフェクト(Paint Effects)ブラシに変化し、ブラシ タイプ(Brush Type)はペイント(Paint)に設定されます。ペイント(Paint)ブラシが選択されていなかった場合、既定のペイント エフェクト(Paint Effects)ペイント ブラシが使用されます。
塗り付け(Smear)を選択した場合 - ブラシは最後に選択したペイント エフェクト(Paint Effects)ブラシに変化し、ブラシ タイプ(Brush Type)は塗り付けに設定されます。塗り付け(Smear)ブラシが選択されていなかった場合、既定のペイント エフェクト(Paint Effects)塗り付けブラシが使用されます。
ブラー(Blur)を選択した場合 - ブラシは最後に選択したペイント エフェクト(Paint Effects)ブラシに変化し、ブラシ タイプ(Brush Type)はブラー(Blur)に設定されます。ブラー(Blur)ブラシが選択されていなかった場合、既定のペイント エフェクト(Paint Effects)ブラー ブラシが使用されます。
- ブラシを取得(Get Brush)アイコン をクリックし、コンテンツ ブラウザ(Content Browser)からブラシを選択します。プリセット ブラシに定義されたブラシ タイプ(Brush Type)に応じて、ペイント操作(Paint Operation)がペイント エフェクト(Paint Effects)のペイント(Paint)、塗り付け(Smear)、またはブラー(Blur)に変わります。ペイント エフェクト(Paint Effects)の消去(Erase)はサポートされません。
- シェルフのペイント エフェクト(Paint Effects) ブラシをクリックします。プリセット ブラシに定義されたブラシ タイプ(Brush Type)に応じて、ペイント操作(Paint Operation)がペイント エフェクト(Paint Effects)のペイント(Paint)、塗り付け(Smear)、またはブラー(Blur)に変わります。
- 必要に応じて、ブラシ(Brush)セクションでブラシのスケール(PFX) (Scale (PFX))と幅(PFX) (Width (PFX)) 設定を修正します。
- 3D ペイント ツール(3D Paint Tool)設定のテンプレート ブラシの編集(Edit Template brush)アイコン をクリックして、ペイント エフェクト ブラシ設定(Paint Effects Brush Settings)ウィンドウのブラシ設定を変更します。設定に対して行った変更はすべて、次にペイント エフェクト(Paint Effects)のペイント(Paint)ブラシを選択したときにそのまま使用されます。
これらの設定を新しいプリセットとして保存するには、新しいプリセット ブラシを作成するに記載されている説明の手順 3 以降を実行します。プリセットのアイコンを作成するには(手順 8)、キャンバス モードに切り替え、ストロークをペイントし、アイコンをつかんで、3D ペイント ツール(3D Paint Tool)のままシーン ビューに戻ります。
- サーフェスに継ぎ目がある、UV がカットアップされている、複数のサーフェスにまたがってペイントしている、またはサーフェスのパラメータ設定が一定していない場合、ストローク(Stroke)セクションでスクリーンから投影(Screen Projection)をオンにします。
最後に選択したペイント エフェクト(Paint Effects)ブラシを選択するには
- 3D ペイント ツール(3D Paint Tool)設定の最後に使ったブラシ(Last brush)アイコン をクリックし、ペイントを開始します。最後に選択されていたプリセット ブラシに定義されたブラシ タイプ(Brush Type)に応じて、ペイント操作(Paint Operation)がペイント エフェクト(Paint Effects)ペイント(Paint)、塗り付け、またはブラー(Blur)に変わります。