ペイント エフェクトをポリゴンに変換(Paint Effects to polygons)するときに、一部のアトリビュート(セグメント(Segments)、リーフのセグメント(Leaf Segments)、花びらのセグメント(Petal Segments) )、サブセグメント数(Sub Segments)、分割の最大回数(Split Max Depth)、チューブのセクション(Tube Sections)など)の値を可能なかぎり小さくすることで、変換を最適化することができます。また、リーフと花びらの平坦性(Flatness)の値も正確に 1 にします。これにより、チューブのセクション(Tube Sections)値が大きい場合に三角形の数を劇的に減らすことができます。
これまで説明したアトリビュートはすべて、ペイント エフェクト ブラシ設定(Paint Effects Brush Settings)のさまざまなセクションに配置されています。そのため編集を希望するブラシごとにこれらアトリビュートを探し、変更しようとすると時間がかかります。時間を節約するために、ペイント エフェクト メッシュの精度(Paint Effects Mesh Quality)ウィンドウを開きます(生成 > メッシュ精度アトリビュート(Generate > Mesh Quality Attributes))。
ペイント エフェクト メッシュの精度(Paint Effects Mesh Quality)ウィンドウは、選択されたブラシとストローク(指定された場合)のアトリビュートの集まりです。ウィンドウには、見つかった最初の有効な選択領域が表示されます。一度に表示されるブラシは 1 つだけです。ブラシは、ストローク、ペイントされたサーフェス、またはペイント エフェクトをポリゴンに(Paint Effects to polygons)変換することにより作り出されたメッシュによって、間接的に選択することができます。
セグメント、リーフのセグメント(Leaf Segments)と花びらのセグメント(Petal Segments)を変更すると、チューブ全体のシェイプが変わることがあります。リーフと花びらについては、その固さ(Stiffness)を調整することで、シェイプの変化を補正することができます。セグメントについては、ペイント エフェクト ブラシ設定(Paint Effects Brush Settings)エディタでフォース(Force)アトリビュートを変更する必要が生じることもあります。
サブセグメントの数は、チューブのシェイプに影響を及ぼすことなく、増やすことができます。ただし、サブセグメントはメイン セグメント間でリニア補間されるため、この方法でニッケリングを除去することはできません。サブセグメントが最も威力を発揮するのは、ブラシのディスプレイスメントをオンに設定し、三角形を増やしてディスプレイスメントテクスチャの解像度を上げたいが、チューブの全体的シェイプには作用を及ぼしたくない、という場合です。また、これとは別の状況で、三角形の数を増やしたいが、チューブの全体的シェイプには影響を与えたくないというケースがあるかもしれません。
ペイント エフェクト メッシュの精度(Paint Effects Mesh Quality)設定は、通常のペイント エフェクト(Paint Effects)のストロークとポリゴンに変換したストロークの両方を簡略化するのに便利です。