ペイント エフェクト ブラシ設定(Paint Effects Brush Settings)

次のいずれかの方法でこのウィンドウを開きます。

どのブラシ ノードでも、このトピックで説明したすべての設定がアトリビュート エディタ(Attribute Editor)で表示されます。

ブラシ タイプ(Brush Type)

ペイントに使用するブラシのタイプを選択します。ブラシのアトリビュートによって定義されたシェイプがすべてのブラシ タイプで使用されます。

ペイント(Paint)

定義されたブラシ アトリビュートに従って、ストローク パスにペイントを適用します。

塗り付け(Smear)

キャンバスまたはシーンに既に適用されたペイントを指でこすったように変形します(汚れた感じになります)。ストロークにフェイク シャドウが使用されている場合(「シャドウ エフェクト(Shadow Effects)ブラシ設定」の「フェイク シャドウ(Fake Shadow)」を参照)、シャドウも変形します。

ブラー(Blur)

キャンバスまたはシーンに既に適用されたペイントの外観をぼかします。ストロークにフェイク シャドウが使用されている場合(「シャドウ エフェクト(Shadow Effects)ブラシ設定」の「フェイク シャドウ(Fake Shadow)」を参照)、シャドウもぼかします。

消去(Erase)

キャンバス上では、ブラシのシェイプを保ったまま、ペイントされたピクセルからカラーを除去し、元のキャンバスをクリア カラー(Clear Color)で再表示します。詳細については、キャンバスからペイントを消去するを参照してください。

シーン ペインティング ビューで、消去(Erase)ブラシと重なったペイント スタンプのピクセル カラーは黒(アルファ値 0)で置き換えられます。

消去(Erase)タイプのブラシでペイントすると、アルファ値が小さくなるため、テクスチャ上やシーン内の穴を消すことができます。

細線(ThinLine)

細線(ThinLine)ブラシを使用すると、多数の細いチューブをペイント(Paint)ブラシより早くレンダーできます。このブラシ タイプでは、一連のブラシ スタンプではなく、アンチエイリアシングされたラインの直接描画を利用しています。マルチストリーク(Multi Streak)方法は、細線(ThinLine)ブラシ タイプを使用しているときでも使用可能です。マルチストリーク(Multi Streak)方法と組み合わせれば、細線(ThinLine)ブラシ タイプではペイント(Paint)ブラシ タイプよりもヘアの描写が 100 倍早く、線のディテールにも優れています。さらに、マルチストリーク(Multi Streaks)を使用して、濡れたヘアの塊など、新しい外観を表現できるようになります。

注: 細線(ThinLine)ブラシ タイプのチューブ幅(Tube Width)の値を大きくしたときに、アーティファクトが生じることがあります。
メッシュ(Mesh)

ブラシ スタンプの代わりに三角化されたチューブを使用して、ペイント エフェクト(Paint Effects)をレンダーします。その結果、正確な円錐状のジオメトリを作成し、そのサーフェスにテクスチャをぴったりマップすることができます。平坦なサーフェスをレンダーした場合、ペイント(Paint)のブラシ タイプ(Brush Type)を使用したときよりも高い精度が得られます。ペイント(Paint)のブラシ タイプ(Brush Type)は一般に、ソフトで不定形の空間領域を表現するのに適し、メッシュ(Mesh)のブラシ タイプは硬質のサーフェスの表現に向いています。

メッシュ(Mesh)のブラシ タイプ(Brush Type)を使用して、遠方から見てなるほどと思わせるだけでなく、クローズアップにも耐えるペイント エフェクト(Paint Effects)樹木と植物を作成することができます。硬質な端のジオメトリ(建物)のようなシェイプを作成することもできます。また、メッシュ(スペキュラ ハイライトを含む)にピクセルごとにライティングできます。そのほか、このブラシには組み込みの環境マップがあります。これは反射性のサーフェスをシミュレートするのに便利です(「メッシュの環境反射(Mesh Environment Reflections)ブラシ設定」を参照)。三角形のディスプレイスメントおよびバンプ マッピングを使用すると、メッシュ サーフェスの詳細を表現できます(「テクスチャリング(Texturing)ブラシ設定」を参照)。三角形はメモリに保存されず、レンダー時に生成されます。したがって、メモリ不足を心配することなく多数の三角形を使用できます。

チューブを三角形として表現することで可能になった別の機能に、ペイント エフェクトをポリゴンに(Paint Effects to Polygons)の変換があります。詳細については、「ペイント エフェクトをジオメトリに変換する」を参照してください。

グローバル スケール(Global Scale)

ブラシ アトリビュートの値を共通の係数によって調整する場合は、グローバル スケール(Global Scale)を設定します。このグローバル スケールによってペイント エフェクトが一様にスケールされるため、同じエフェクトを異なるサイズでペイントすることができます。

ヒント: b ホットキーを使用して、グローバル スケールをインタラクティブに変更できます。その他のペイント エフェクト(Paint Effects)ホットキーについては、「ペイント エフェクト(Paint Effects)を使用するための準備をする」の「既定のペイント エフェクト(Paint Effects)ホットキーを使用する」を参照してください。

その他のペイント エフェクト ブラシ設定(Paint Effects Brush Settings)

以下のトピックでは、ペイント エフェクト ブラシ設定(Paint Effects Brush Settings) ウィンドウのセクションおよびサブセクションで使用可能な設定を説明します。