通常、フィールドを作成したら、フィールドを作用させるオブジェクトに、フィールドを接続します。また、フィールドが作用する範囲に、オブジェクトを接続することもできます(ダイナミック リレーションシップ エディタ(Dynamic Relationships Editor)を参照)。接続されたオブジェクトがフィールドの作用を受ける範囲内にある限り、オブジェクトはフィールドのインフルエンスを受けます。(リファレンス シーン以外の)シーン内の特定のオブジェクトの CV、エディット ポイント、頂点、またはラティス ポイントにフィールドを追加することができます。
各フィールドのエフェクトは異なりますが、フィールドを作成する方法は似ています。各フィールドのエフェクトおよびその調整方法については、フィールド アトリビュートを編集するを参照してください。
ボリューム軸カーブを作成することによって、カーブに沿ってボリューム フィールドを作成できます。詳細については、ボリューム軸カーブを使用するを参照してください。
次の項目はすべてのフィールドに適用されます。
- 一度に複数のフィールドを選択できます。
- 選択の順序は重要ではありません。
- 選択されたすべてのオブジェクトは、選択されたすべてのフィールドの影響を受けます。
スタンドアローン フィールドを作成し、このフィールドにオブジェクトを接続するには
- フィールドを作用させるオブジェクトを選択します。
ジオメトリ、パーティクル、nParticle、リジッド ボディ、またはソフト ボディを選択することができます。
ヒント:フィールドが作用する範囲に接続する場合、NURBS またはポリゴン サーフェス(Polygonal Surface)は既定でアクティブ リジッド ボディに変換されます。この機能をコントロールするオプションは、ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プリファレンス(Windows > Settings/Preferences > Preferences)ウィンドウのダイナミクス(Dynamics)セクションにあるリジッド ボディの自動作成(Auto Create Rigid Body)です。
- FX メニュー セットから、フィールド(Fields) > <フィールド名> を選択します。
フィールドが原点に作成され、選択したすべてのオブジェクトがこのフィールドに接続されます。フィールド アイコンを原点から遠ざけると、作用する範囲と方向を変更できます。フィールドの設定を変更する場合は、フィールド アトリビュートを編集するを参照してください。
- 再生ボタンをクリックして、接続したオブジェクトにフィールドが作用することを確認します。
オブジェクトにフィールドを追加し、このフィールドにオブジェクトを接続するには
- FX メニュー セットから、フィールド/ソルバ(Fields/Solvers) > <フィールド名>を選択してフィールドを作成します。フィールドがすでに作成されている場合は、そのフィールドを選択します。
- Shift キーを押しながら、フィールドを追加するオブジェクトを選択します。複数のオブジェクトをまとめて選択することもできます。
- を選択してフィールドをオブジェクトに追加します。
既定では、ほとんどのフィールドはオブジェクトのすべての CV または頂点に追加されます。フィールドは、均等の強さで各ポイントから作用します。詳細については、フィールドの頂点単位で適用(Apply Per Vertex)アトリビュートに関する説明を参照してください。
- アウトライナ(Outliner)で、フィールドを作用させるオブジェクトを選択し、
キー(Windows および Linux)または
キー(Mac OS X)を押しながらこのフィールドを選択します。 フィールドは所属先のオブジェクトの下に下層表示されています。
- フィールド/ソルバ(Fields/Solvers) > 選択したオブジェクトへ作用(Affect Selected Object(s))を選択します。
- 再生ボタンをクリックして、フィールドが接続したオブジェクトに作用することを確認します。 ヒント: インフルエンス対象となるオブジェクトを選択する前にフィールドを作成した場合は、オブジェクトはそのフィールドに接続されません。オブジェクトをフィールドに接続するためには、ダイナミック リレーションシップ(Dynamic Relationships)エディタ(ダイナミック リレーションシップ エディタ(Dynamic Relationships Editor)を参照)を使用します。
複数のフィールドをオブジェクトに追加していて、選択した特定のフィールドに作用させるオブジェクトを接続する(または接続を解除する)場合に、ダイナミック リレーションシップ エディタ(Dynamic Relationships)は便利です。
オブジェクトに属すすべてのフィールドを接続するには、まずインフルエンス対象となるオブジェクトを選択します。次に、ワークスペース上でフィールドを含むオブジェクト上にマウス カーソルを移動し、右クリックしてポップアップ メニューから接続フィールド(Connect Field)を選択します。
ボリューム フィールドを作成するには
- フィールドを作用させるオブジェクトを選択します。
パーティクル、nParticle、リジッド ボディ、またはソフト ボディを選択することができます。
- FX メニュー セットから、フィールド/ソルバ(Fields/Solvers) <フィールド名> >
を選択します。 - そのフィールドのオプション ウィンドウで、ボリューム シェイプ(Volume Shape)ドロップダウン リストから、なし(None)以外のシェイプを選択します。
なしの意味は、フィールドが、接続されたすべてのパーティクルに影響を与えるということです。
- ボリュームのフィールド アトリビュートを必要に応じて設定します。詳細については、フィールド アトリビュートを編集するを参照してください。
- 作成(Create)ボタンをクリックします。
ボリューム フィールドの従属的シェイプは画面に表示されます。フィールドは、移動、回転、スケール、またはシアー変形できます。
注:ボリュームの変形や任意のボリュームの使用はできません。
ボリューム軸カーブを作成することによって、カーブに沿ってボリューム フィールドを作成できます。詳細については、ボリューム軸カーブを使用するを参照してください。
選択したポイントにフィールドを追加し、このフィールドにオブジェクトを接続するには
- FX メニュー セットから、フィールド/ソルバ(Fields/Solvers) > <フィールド名>を選択してフィールドを作成します。フィールドがすでに作成されている場合は、そのフィールドを選択します。
- オブジェクト上の目的のポイントを、Shift キーを押したまま選択します。
たとえば、オブジェクトのいくつかの CV を選択します。コンポーネントの選択の詳細については、『Maya の基本』マニュアルを参照してください。
- を選択します。
オブジェクトの選択されたポイントにフィールドが追加されます。フィールド名セットという名前のポイント集合も作成されます。セット メンバーシップを編集して、フィールド ポイントを変更することができます。詳細については、『Maya の基本』マニュアルを参照してください。
- アウトライナ(Outliner)で、フィールドを作用させるオブジェクトを選択し、 キー(Windows および Linux)または キー(Mac OS X)を押しながらこのフィールドを選択します。
フィールドは所属先のオブジェクトの下に下層表示されています。
- フィールド/ソルバ(Fields/Solvers) > 選択したオブジェクトへ作用(Affect Selected Object(s))を選択します。
- 再生ボタンをクリックして、フィールドが接続したオブジェクトに作用することを確認します。
フィールドを削除するには
- アウトライナ(Outliner)またはワークスペースでフィールドを選択します。
アウトライナ(Outliner)では、フィールドが所属先のオブジェクトの下に下層表示されています。
キー(Windows、Linux)、または Delete
キー(Mac OS X)を押します。
オブジェクトにフィールドを追加するには
- FX メニュー セットから、フィールド(Fields) > <フィールド名>を選択してフィールドを作成します。フィールドがすでに作成されている場合は、そのフィールドを選択します。
- アウトライナ(Outliner)で、 キー(Windows および Linux)または キー(Mac OS X)を押しながら、フィールドの追加先となるオブジェクトを選択します。
- を選択します。