ビューポートとテクスチャのベイク処理の新機能

ビューポートの新機能

• 複雑なシーンをロードする場合に、マテリアルとテクスチャをロードしている間に、作業を開始することができるようになりました。この改善を実感するには、表示(Display)プリファレンスで新しいマテリアルのロード モード(Material Loading Mode)を平行(Parallel)に設定します。

  表示(Display)プリファレンスでは、テンプレート シェーディング(Shade Templates)(有効にするとシェーディング ビューでテンプレート化されたオブジェクトをシェーディングで表示します)と、アクティブ オブジェクト ピボット(Active object pivots)(有効にするとピボット ポイントを表示します)も新たに追加されました。

• レンダリング詳細(Render Stats)アトリビュート(オブジェクトのシェイプ ノードのプロパティで使用可能)に、保持(Hold-Out)プロパティが追加されました。
• 各ビュー パネルのシェーディング(Shading)メニューに、ビューポート内にハードウェア フォグと被写界深度の効果を表示するかどうかを設定するオプションが追加されました。

  「ビューポート 2.0 にハードウェア フォグを追加する」と「ビューポート 2.0 で被写界深度効果を表示する」も参照してください。

• UV エディタ(UV Editor)が 2D テクスチャ配置ノードをサポートし、place2dTexture アトリビュートを変更して、その変更を UV エディタ(UV Editor)とビューポート 2.0 (Viewport 2.0)の両方で視覚化できるようになりました。
• OpenGL コア プロファイル モードのサポート。「コア プロファイル モードでビューポート 2.0 を実行する」と「パネル メニュー: シェーディング」を参照してください。
• 露光(Exposure)、ガンマ(Gamma)、およびビュー変換(View Transform)コントロールはビューポート上で使用できます。これらはテクスチャのベイク処理ビュー(Texture Baking View)内と同じように機能します。
  

  ビューポート 2.0 オプション(Viewport 2.0 options)でガンマ(Gamma)が利用できなくなりました。

• 次のシェーダがサポートされました。
  • ソリッド フラクタル(Solid Fractal)
  • ボリューム ノイズ(Volume Noise)
  • 大理石(Marble)

ファイル(File)テクスチャ

• ファイル テクスチャに入力のカラー スペース(Color Space)に対する設定があるようになりました。

  カラー管理を有効にすると、カラー値はビューポート 2.0(Viewport 2.0)のために入力スペースから作業スペースに自動的に変換されます。これらはその後、表示のために表示スペースに変換されます。

• カラー バランス アトリビュート グループの露光(Exposure)スライダは、イメージのブライトネスを調整します。修正されたカラーがレンダリングと、ビューポート 2.0 (Viewport 2.0)での表示に使用されます。
• ハイ ダイナミック レンジ イメージ(HDRI)プレビュー オプション(High Dynamic Range Image Preview Options)アトリビュート グループは削除されました。

テクスチャのベイク処理ビュー(Texture Baking View)の更新

• テクスチャのベイク処理ビュー(Texture Baking View)で、イメージを 1024 x 768 ピクセルでプレビュー レンダーできるようになりました。
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  カラー管理を有効にすると、表示のために作業中のカラー スペースからカラーを変換するビュー変換をコントロールできます。これは未処理のカラーの値をすばやく確認する場合などに便利です。アイコンをクリックしてビュー変換を一時的にオフに切り替え、再びオンに戻します。異なるビュー変換を選択するには、ドロップダウン リストを使用します。

カラー管理(Color Management)

Maya LT の新しいカラー管理システムにより、ハイライトとシャドウをうまくバランスすることで、リアルなライティングとレンダリングのためのリニア ワークフローの設定を容易にできるようになります。テクスチャおよびその他のイメージ入力は、そのカラー スペースからリニア レンダリング スペースへと自動的に変換されます。ファイルの拡張子またはファイルの命名規則に基づいて、ノードの作成時にカラー スペースを自動的に割り当てる規則を定義できます。ビュー変換は、ビューポート、テクスチャのベイク処理ビュー(Texture Baking View)、およびUV エディタ(UV Editor)で表示するため、ビューポート内のイメージを変換するために適用されます。

オートデスクのカラー管理(SynColor、または Synergy カラー管理コンポーネントとも呼ばれる)に基づく新しいカラー管理システム。これは、複数のオートデスク アプリケーションに統合されている共有テクノロジ コンポーネントです。これにより、混合パイプライン全体で一貫したカラーの処理、解釈、およびコミュニケーションが可能になります。また、OpenColorIO をサポートしているため、その他多くの製品とカラーの互換性を保つことができます。

具体的には、新しいすべてのシーンで既定でカラー管理が有効になるようになりました。

• カラー管理
• カラー管理プリファレンス