ANSYS へのインターフェースを使用すると、メッシュ、主要材料、および解析データをエクスポートできます。これらのデータを使用して、ANSYS でさらに応力解析を進めることができます。
初期応力の射出成形特有の分布、および直交性機械的特性や線形熱膨張係数などの材料特性が、このインターフェースの主要素です。
ANSYS へのインターフェースでは、次のものが必要です。
ANSYS へのインターフェースには、次の制限事項が適用されます。
層状の空間的に変化する材料を使用する場合、Autodesk 用の ANSYS インターフェースは次を仮定します。
ANSYS へのインターフェースでは、次のファイルが作成されます。
このインターフェースでは、次のデータをエクスポートできます。
反り計算のみについての剛体運動を拘束する最大内接円をノードが構築するような、3 つの固定セットが自動的に作成されます。解析前に、ANSYS で別の変位拘束を適用できます。
ANSYS には要素のアスペクト比に関して厳しい規則があるため、成形シミュレーションのメッシュを使用することで、ANSYS では多数の警告が生成されることがあります。これらの警告は無視してもかまいません。
Midplane メッシュの場合、このインターフェースでは shell181 要素が作成されます。モデルに構造ビームがある場合、これらのビームは beam4 要素として作成されます。このインターフェースで生成した *.cdb(コマンド データベース)ファイルで適切なマッピングを行うことによって、ラミネート初期応力および材料プロパティ データをサポートする別の要素タイプを使用できます。
4 つのノードがある四面体を構成する 3D メッシュの場合、このインターフェースでは、10 個のノードがある solid187 要素が作成されます。この場合は、ANSYS プリプロセッサで中点生成コマンドを実行する必要があります。このインターフェースで生成した *.cdb ファイルで適切なマッピングを行うことによって、直交性プロパティをサポートする別のソリッド要素を使用できます。
ANSYS SHELL181 要素では、横せん断変形の効果が考慮されています。このため、この要素では、せん断弾性率 G23 および G13 を使用する必要があります。これは、反りソルバーの場合と異なります。
ANSYS に、大変形解析を実行するように自動的に指示することはできません。荷重ステップが 1 つの線形解析が既定で実行されます。この製品で大変形解析を選択した場合、大変形解析も実行するように ANSYS コマンド スクリプトを適切に変更する必要があります。変更しない場合、これらの 2 つの製品の結果を比較できません。
3D 反り解析は独自のソルバー技術に基づいているため、ANSYS で使用する要素タイプは、3D 反りモデルで使用するものとは異なる場合があります。このため、ANSYS 3D 反り解析と 3D 反り解析とでは、変位の大きさの計算結果に違いが生じることがあります。ただし、反り後形状は両方の結果で同じになります。