高パフォーマンス クラスタ

このガイドは、Linux 高パフォーマンス クラスタ(HPC)上で Autodesk Moldflow Insight を使用する場合の最善の方法について説明します。

このガイドでは、クラスタ内にノードと呼ばれる同一のホストが数多く存在するものと想定しています。 各ノードには固有のアドレスがあり、それぞれ同じ、あるいはほぼ同じバージョンの Linux を実行しています。ノードはそれぞれ読み取り専用のプログラム領域をマウントします。これはすべてのノードに共通で、ノードに固有のローカルの読み書きスクラッチ領域があります。クラスタは外部通信からファイアウォールによって分離されますが、ライセンス(ADLM)リクエストの送信およびファイル転送リクエストの受信は例外です。クラスタ内部のノードは、ファイアウォールによって分離されていないか、または必要に応じてポートを開くことができます。

注: このガイドは、非常に制限された構成での操作方法について説明します。ノードが上記の特性を備えている必要はありません。より自由な構成が可能なクラスタの場合、操作を簡素化できる場合があります。

Insight を実行するための Linux 高パフォーマンス クラスタの準備

各ノードは Autodesk Moldflow Insight の Thin Client インストールへの読み取りアクセス権が必要です。 Thin Client インストーラは各ノードで実行できます。または、共有ディスク上で一度実行し、それを各ノードにマウントできるように読み取り専用としてエクスポートするようシステム管理者に依頼します。

残りの手順では、インストール フォルダを $INSTALLATION と呼びます。これを、使用する実際のフォルダに置き換えます。