このページでは、2013.1 リリースにアップグレードするためにコードに加える必要のある変更点をまとめて説明します。
このリリースでは、NavTag に基づくパス計算およびパス フォローイングをカスタマイズするために AStarQuery および PathFollower クラスによって必要とされるテンプレート パラメータの API が変更されています。現在、Bot に対してカスタム A* カスタマイザを AStarQuery に渡していたり、カスタム NavTag 述部を PathFollower に渡している場合は、カスタム クラスを更新する必要があります。
詳細は、「NavTag を禁止、回避、優先する」を参照してください。
NavTag コスト乗数の導入により、パス コストに基づいて AStarQuery の伝播を制限するためにこれまで使用されていたメソッドは使用できなくなりました。新しいパスの最大絶対コストを指定する代わりに、最大距離のしきい値を指定できます。A* アルゴリズムは、始点と目的地の間に描画された直線セグメントから水平(X,Y)軸に沿ったこの距離よりも遠くまでは伝播しません。
AStarQuery::SetPathMaxCost() メソッドは削除され、AStarQuery::SetPropagationBoxExtent() に置き換えられました。
「AStarQuery オプション」を参照してください。
ScopedDisplayList クラスのインタフェースは、各フレームでデータを再送信することなく複数フレームに渡って存在するカスタム ビジュアル デバッグ データの Navigation Lab への送信をサポートし、Bot や障害物などの個別 WorldElement への表示リストのリンクをサポートするため、変更されました。
新しいインタフェースの詳細は、「ビジュアル デバッグ」、ScopedDisplayList クラスの説明、または Tutorial_VisualDebug.cpp チュートリアルを参照してください。