2014.5.x の新機能

このページでは、2014.5 リリースの新機能を紹介します。

衝突回避処理

このリリースでは、パス フォローイング時の新しいダイナミック回避処理が導入されています。詳細については、「衝突回避処理」を参照してください。

NavTag カラー

NavTag に基づいて三角形と TagVolume のレンダリングのためのカラーを選択することができるようになりました。詳細については、「カスタム データでタグ付けする」を参照してください。

TraverseLogic インタフェース

TraverseLogicWithCostPerTriangle インタフェースを使用することにより、同じ NavTag 内の三角形に異なるコスト乗数を割り当てることができるようになりました。詳細については、「NavTag を禁止、回避、優先する」を参照してください。

ショートカットを無効にするパラメータ

Bot とその ProgressOnPath 間の距離が指定された距離よりも小さい場合にショートカットを無効にするための新しい ShortcutTrajectoryConfig::m_snapOnPathDistance パラメータを使用できるようになりました。通常、m_snapOnPathdistance は小さな値にする必要があります。推奨値は 0.05 メートルです。それ以外の場合はスナップが表示されます。この値を 0 に設定してスナップを無効にすることができます(デフォルト値)。

Bot が m_snapOnPathdistance よりもパスから離れている場合、ショートカットは通常どおり発生します。そのため、回避がアクティブな場合、Bot はパスに戻るまでショートカットを行います。

新しい NavMesh 生成パラメータ

新しい .DataIndex 生成記録

NavData 生成システムでは、セクタごとに .DataIndex 出力ファイルが生成されるようになりました。このファイルには、そのセクタ用に生成されたデータの記録が含まれています。セクタ用に生成されたデータを参照する必要がある場合は、このファイルのコンテンツから新しい Kaim::DatabaseDescriptorIndex オブジェクトを作成し、DatabaseDescriptorIndex API を使用して、そのセクタ用に生成された NavData、AbstractData、ColData を参照およびロードできます。

Bot のパス フォローイングを定期的に更新する

ShortcutTrajectory を使用する Bot は、フレームごとではなく定期的にパス フォローイングを更新することができます。World::SetNumberOfFramesForShortcutTrajectoryPeriodicUpdate() 関数は、各 Bot におけるパス フォローイングの更新の間隔をフレーム数で設定します。

パスに沿った残りの距離を取得する

パスに沿った残りの距離を取得するために PositionOnPath::GetRemainingDistanceToEndOfPath() 関数を使用することができます。

ポリラインからパスを作成するための新しいクエリ

追従するパスを形成する、連続した 3D 位置(ポリライン)が分かっている場合は、PathFinderFromPolyline クエリを使用して Kaim::Path のインスタンスを作成することができます。

すべてのランタイム TagVolume を取得するための新しいクエリ

指定された位置を含む、統合されたすべての TagVolume を取得するには、TagVolumesFromPosQuery を使用することができます。

NavMesh 内のチャネル

チャネル内の情報が軌道の計算にどのように使用されているのかについては、「軌道の計算と追従用のチャネル」を参照してください。

修正された不具合

このリリースには、新たに修正された不具合が多数含まれています。詳細については、Autodesk Gameware の開発者用サイト(http://gameware.autodesk.com)のバージョン履歴を参照してください。