プラント プロジェクト用に Vault を設定する

Vault プロジェクトを作成し、ユーザのロールを設定します。

[プロジェクト マネージャ]を使用して、Vault でプラント プロジェクトを作成します。プラント プロジェクトは、Vault のルート フォルダに作成され、PlantProject カテゴリが割り当てられます。Vault で初めてプラント プロジェクトを作成するには、管理者権限が必要です。追加のプロジェクトを作成するには、ドキュメント管理者(レベル 2)が必要です。この点を除けば、Vault でプラント プロジェクトを作成するために特別な準備は必要ありません。

Vault のロールとプラント プロジェクトの能力の例:

ドキュメント利用者: 読み込み専用アクセス

上記に加えて、データ マネージャ(レベル 1)、ドキュメント編集者(レベル 1): ファイルとフォルダを追加する

上記に加えて、データ マネージャ(レベル 2)、ドキュメント編集者(レベル 1): プロジェクトを作成し、ファイルとフォルダを削除する

上記に加えて、コンテンツ センター管理者: プロジェクト セットアップ

重要: プラント プロジェクトを使用する際は、Autodesk Vault Client は使用しないでください。特定の管理タスクを除き、Vault でプラント オブジェクトを管理するには、[プロジェクト マネージャ]を使用してください。

プロジェクトのユーザは、[プロジェクト マネージャ]、リボン、コマンドからプロジェクト全体を管理することができます。 プラント オブジェクトを使用する場合は、Autodesk Vault Client は必要はありません。

Autodesk Vault Server のセットアップ

Autodesk Data Management Server Console を使用して、ユーザのセキュリティを管理することができます。

コマンド	Autodesk Vault のロール
ファイルを参照し(読み込み専用)、Vault から更新する	ドキュメント利用者
フォルダを追加する 図面と関連ファイルを追加する チェック インする、チェック アウトする、チェック アウトを元に戻す ファイルの改訂版を取得する Vault と同期する	ドキュメント利用者 ドキュメント編集者(レベル 1) ドキュメント管理者(レベル 1)
ファイルを改訂する	ドキュメント利用者 ドキュメント編集者(レベル 1) ドキュメント管理者(レベル 2)
追加のプロジェクトを作成する	ドキュメント利用者 ドキュメント編集者(レベル 2) ドキュメント管理者(レベル 2)
プロジェクトの構造を操作する ファイルとフォルダを移動する ファイルの名前を変更する ファイルを削除する フォルダの名前を変更する フォルダを削除する	ドキュメント利用者 ドキュメント編集者(レベル 1) ドキュメント編集者(レベル 2) ドキュメント管理者(レベル 1) ドキュメント管理者(レベル 2)
プロジェクト設定(設定を修正する)	ドキュメント利用者 ドキュメント編集者(レベル 1) ドキュメント編集者(レベル 2) ドキュメント管理者(レベル 1) ドキュメント管理者(レベル 2) コンテンツ センター管理者
最初のプロジェクトを作成する(最初のプラント プロジェクト) Vault にプロジェクトを追加する プラント プロジェクトを監査する(プラント監査 Vault プロジェクト)	管理者

詳細は、Autodesk Vault のロールを学習するを参照してください。

Vault プロジェクト設定(管理者)

プロジェクトの配管スペック シートや一部のアイソメ図スタイル ファイルでは、ファイルのチェック インおよびチェック アウトに Autodesk Vault Client を使用する必要があります。

• 配管スペックには、AutoCAD Plant 3D の[Spec Editor]ではチェック アウトおよびチェック インすることはできません。代わりに、プロジェクト管理者が、Autodesk Vault Client を使用して、[スペック シート]のフォルダ内の PSPX ファイルと PSPC ファイルをチェック アウトします。

  注: 使用中のスペック シート(たとえば、ダイナミック ツール パレットで)は、plantrefreshfromvault では更新されません。ユーザがチェック アウトしていないロックされているプロジェクト ファイルを更新するには、プロジェクトを閉じ、[Vault からすべての変更済みファイルをリフレッシュ]オプションを選択した状態で再度プロジェクトを開きます。

• アイソメ図スタイル ファイルを直接修正するには(たとえば、IsoConfig.xml を編集する)、Autodesk Vault Client を使用してファイルをチェック アウトおよびチェック インすることができます。

Vault プロジェクトの設定

• Vault プロジェクトは、ルート フォルダで、PlantProject カテゴリによって識別されます。

• プロジェクト ファイルには、既定では、アルファベット(A, B, C)の改訂版形式が使用されます。Autodesk Vault Client を使用して、PlantProjectFile ファイル カテゴリに対して数字(1,2,3)の改訂版スキームを設定することができます。

Vault 複製

Vault プロジェクトは、複数の Valut 間で複製することができます。マスター プロジェクト データベース SQL サーバは、すべてのワークステーションからアクセスできる必要があります。

注: マルチオフィス環境では、マスター プロジェクト データベースに LAN で接続可能な場所からプロジェクト管理タスク(例: プロジェクトを作成する)を実行することを強くお勧めします。すべてのワークステーションがマスター プロジェクト データベースにアクセスできる必要があるため、管理作業を行う際、リモート オフィス(WAN 接続)からのパフォーマンスは制限されます。

Vault 複製をセットアップする方法については、「複製」を参照してください。