ワークシェアされたプロジェクトのアップグレードについて

ワークシェアされたプロジェクトを Revit の最新のリリースにアップグレードする前に、モデルやユーザ アクセスに関する問題を回避するために、手順を慎重に計画します。

サーバベースのワークシェアされたプロジェクトの場合は、「ビデオ: Revit Server のモデルのアップグレードのワークフロー」で、推奨されるワークフローとベスト プラクティスを確認してください。

ファイルベースのワークシェアされたプロジェクトの場合は、次の点を考慮します。

• ベスト プラクティスとしては、アップグレード プロセスを開始する前に、中央モデルのバックアップ コピーを作成します。
• 中央モデルのアップグレードのみが必要です。個々のユーザのローカル コピーは破棄されます。
• 中央モデルのアップグレードを開始する前に、チームメンバー全員に次の操作を実行するよう指示します。
  • 中央モデルと同期し、すべての要素を破棄します。
  • 中央モデルのローカル コピーを閉じます。
• 中央モデルをアップグレードしたら、各ユーザは、中央モデルをアップグレードしたのと同じソフトウェア リリースを使用して、新しいローカル コピーを作成します。すべてのユーザが適切なソフトウェア リリースにアクセスできることを確認します。
• 中央モデルのアップグレード プロセス中は、中央モデルを利用できないため、ユーザは[中央ファイルと同期]や[最新版を再ロード]を使用できません。
• 中央モデルに Revit モデルへのリンクが含まれている場合は、中央モデルをアップグレードする前に、リンク モデルをアップグレードします。
• 中央モデルのローカル コピーをアップグレードしてアップグレードによる変更を保存すると、[中央ファイルと同期]を使用できなくなります。
  注: 中央モデルをアップグレードする前に、[中央ファイルと同期]を使用してローカル コピーの変更内容をすべて中央モデルに保存します。

ワークシェアされたプロジェクトが別のモデルへのリンクである場合

ワークシェアされたプロジェクトを他の Revit モデルにリンクする場合、ホスト モデルをアップグレードする前に、ワークシェアされた(リンクされる)プロジェクトをアップグレードします。

ホスト モデルが、中央モデルではなく、ワークシェアされたプロジェクトのローカル コピーにリンクされている場合、ベスト プラクティスは次のとおりとなります。

1. リンクされているローカル コピーをホスト モデルからロード解除します。
2. ワークシェアされたプロジェクトの中央モデルをアップグレードして、新しいローカル コピーを作成します。
3. ホスト モデルをアップグレードします。
4. ホスト モデルで、[再ロード元]を使用して、リンクされているローカル コピーを再ロードします。