高度なレンダリング品質設定の参照

詳細なレンダリングの設定の設定には、次のパラメータを使用します。

注: これらの高度な設定は、[レンダリング]ダイアログでレンダリング エンジンに NVIDIA mental ray を選択し、[品質]オプションに[編集]を選択した場合にのみ使用できます。
一般的に、これらのいずれかの設定を増やすかオンにすると、レンダリング イメージの品質が上がります。ただし、イメージの生成に必要な時間も増えます。複数の設定の値を増やすと、レンダリング時間が飛躍的に増加する可能性があります。
設定 説明
一般オプション
イメージの精度(アンチエイリアシング) この値を増やすと、レンダリング イメージ内のギザギザのエッジが滑らかになります。1(最もギザギザ)から 10(最も滑らか)の値を入力してください。「レンダリング性能とイメージのサイズ/品質」を参照してください。
反射と透過のオプション
最大数の反射 オブジェクトがレンダリング イメージでの反射によって見えなくなるときに、この値を増やします。0(反射なし)から 100(最大反射)までの値を入力します。「ベストプラクティス: レンダリング性能とマテリアル」を参照してください。
最大数の屈折 ガラスの複数パネルを通過することによってオブジェクトが見えないときに、この値を増やします。0(完全に不透明)から 100(完全に透明)までの値を入力します。「ベストプラクティス: レンダリング性能とマテリアル」を参照してください。
ぼかし反射の精度 ぼかされた反射内にあるオブジェクトのエッジまたはサーフェスがまだらであるときに、この値を増やします。1(まだら)から 11(最も滑らか)の値を入力してください。
ぼかし屈折の精度 粗いガラスを通過して見えるオブジェクトのエッジがまだらであるときに、この値を増やします。1(まだら)から 11(最も滑らか)の値を入力してください。
影のオプション
柔らかい影を有効にする 影のエッジをぼかすには、このオプションをオンにします。影のエッジを鋭くして鮮明にするには、オフにします。「柔らかい影」を参照してください。
柔らかい影の精度 柔らかい影のエッジが滑らかでなくまだらである場合に、この値を増やします。1(まだらな影)から 10(最も滑らかな影)の値を入力してください。
間接照度のオプション
間接と空の照度を計算 このオプションをオンにすると、空からの照明と、他のオブジェクトから反射される照明が含まれます。これらの光源をレンダリング イメージから省略するには、オフにします。「間接照度」を参照してください。
間接照度の精度 より詳細な間接照度(間接照明に表示される詳細のレベル)と影を得るには、この値を増やします。精度が上がると、コーナーやオブジェクト下方を中心として、微妙な効果が小さくなります。1(最も詳細でない)から 10(最も詳細)の値を入力してください。
間接照度の滑らかさ 間接照度が斑点状やうろこ状に見えるときに、この値を増やします。精度が上がると、コーナーやオブジェクト下方を中心として、微妙な効果が小さくなります。1(最も斑点状)から 10(最も斑点状でない)の値を入力してください。
間接照度の反射 間接的に照射すべきシーンのエリアが希望どおりに表示されないときに、この値を増やします。この設定によって、シーン内のオブジェクトから反射される間接照明の回数が決定されます。間接照明のリアリズムの度合がコントロールされます。反射が増えると、照明がシーンをさらに貫通できるため、より物理的に正確な照明とより明るいシーンが得られます。1(最も間接的でない照度)から 100(最も間接的な照度)の値を入力してください。通常は、3 回の反射によって、十分な間接照明の結果が得られます。さらに反射を増やすと、微妙な効果をさらに追加できますが、しばしば意味がなくなります。
外光取り入れのオプション(太陽光に照らされる室内のみに適用): これらの設定は、昼光が含まれる室内ビューのみで使用できます。「外光取り入れについて」を参照してください。
レンダリング エンジンが窓について外光取り入れを計算するかどうかについて指定します。既定では、この設定はオフです。
ドア レンダリング エンジンが、ガラスを含むドアについて外光取り入れを計算するかどうかについて指定します。既定では、この設定はオフです。
カーテンウォール レンダリング エンジンがカーテンウォールについて外光取り入れを計算するかどうかについて指定します。既定では、この設定はオフです。