値を制御、報告するためのグローバル パラメータを使用します。
注: これらの機能は、Revit 2016 ソフトウェア リリースのAutodesk Maintenance および Desktop Subscription を契約しているお客様のみがご利用いただけます。
プロジェクトでグローバル パラメータを使用すると、次の操作を行うことができます。
- 寸法または拘束の値を制御する
- 要素インスタンスのプロパティに関連付けて値を制御する
- この値を他のグローバル パラメータの計算式で使用できるように、寸法の値を報告する
グローバル パラメータにはさまざまな使用方法がありますが、ここではいくつかの例を紹介します。
- 隣接していない均等 - モデルを拘束する均等寸法の使用は非常に便利ですが、同じスペースが隣接する状況に限られています。グローバル パラメータを使用すると、隣接していない複数の寸法に同じ値を割り当てることができます。
- 別の要素のサイズを使用して要素の位置を設定する - 位置合わせと寸法ロックを使用すると、別の要素のサイズに基づいて要素を配置することができますが、グローバル パラメータを使用すると作業が簡単になります。たとえば、床の下に梁を配置するのが難しい場合があります。梁が床と同じレベルに参照されている場合、それぞれの梁をスラブの厚さでオフセットする必要があります。床を変更する場合は、それぞれの梁の更新が必要になります。グローバル パラメータを使用すると、この調整を自動的に行うことができます。レポートの寸法を作成し、梁のオフセット値をそのレポート パラメータで制御するように設定します。これで床を変更するときには、梁が自動的に調整されます。