このステップでは、等値面を使用して流れと温度を表示します。等値面は非常に便利で、選択した結果量(空気の流速、温度など)が同じ値になるモデル内のすべての領域を示します。等値面は量別に色分けすることもできます。これにより空気の流速と温度など 2 つの量の関係が分かりやすくなります。
1. [解析結果]タブの[等値面]をクリックします。
2. 等値面を作成するには、[等値面]状況依存パネルで[追加]をクリックします。
注: これは、モデルを回転して正面を見やすくする場合に役立ちます。
3. [等値面]状況依存パネルの[編集]をクリックします。
4. 等値面を一定の速度値で示すには、[等値面量]を[流速]に変更します。
5. 速度の大きさの既定の単位は in/s です。これらを ft/min に変更します。
- a. [流速]の凡例(下図参照)を直接右クリックします。
- b. [単位]をクリックします。
- c. メニューから [ft/min] を選択します。
注: これは、業界でより標準的な単位を使用して速度の結果を表示する場合に役立ちます。
6. [等値面制御]ダイアログ ボックスで、値を 28 に変更します(スライダを使用するか、キーボードで 28 と入力して[Enter]キーを押します)。
注: これにより、流れが 35 ft/min で移動するモデルのあらゆる場所の温度を示す等値面が作成されます。
7. 等値面にベクトルを表示します。
- a. [ベクトルの設定]タブをクリックします。
- b. [結果]メニューから[速度ベクトル]を選択します。
- c.よく見えるように、ベクトルの長さを調整する必要が生じる場合もあります。ベクトルは[長さ]スライダを右へドラッグすると大きくなり、左へドラッグすると小さくなります。
注: モデルは図のようになりますが、少し異なる場合があります。
注: これは穴を通る流れの挙動を確認する興味深い複合ビューです。等値面の形状は、35 ft/min の速度の流れがあるすべての場所から作成されたものです。ベクトルがこれらの場所での流れの方向を示しています。色は温度を示します。給気口からの冷たい空気が着座領域に向かって下降している様子に注目してください。空気は壁の近くでは暖かいため、天井に向かって上昇します。
8. サマリー イメージを保存するには、[結果]タブの[サマリー イメージ]をクリックします。
注: これによりイメージがデザイン スタディに保存されます。その後、このイメージを構成する設定を冬季のシナリオに適用し、2 つの温度および速度のフィールドを比較します。
9. サマリー イメージを保存したため、等値面を削除することができます。[等値面]状況依存パネルの[削除]をクリックします。
注: このステップでは、速度を等値面量として使用して等値面を作成し、それを温度の結果によって色分けしました。温度を等値面量として使用すると、熱特性についても多くのことを知ることができます。これにより同じ温度の領域が示され、温度や空気の流れの傾向を特定する上で役立ちます。
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