アダプティブ メッシュの使用

アダプティブ メッシュを有効にするには、[実行]ダイアログを開き、[アダプティブ]タブをクリックします。

アダプティブ ダイアログにはいくつかのアダプティブ メッシュ コントロールがあります。以下は最もよく使われる項目です。これらは、アダプティブ サイクルの数、中間サイクルの結果を保存するかどうかなど、主要な動作を定義するものです:

アダプティブを有効にする

アダプティブ メッシュを有効にするには、[アダプティブを有効化]を選択します。

繰り返し実行

デフォルトで、3 回のアダプティブ サイクルが実行されます。実行回数を変更するには、繰り返し実行を変更します。シナリオの合計数は、ベースライン+指定されたサイクル数となります。

シミュレーション実行 にアダプティブを有効にすると、指定されたサイクル数に加えて初期ベースラインが実行されます:

合計サイクル = 繰り返し実行 + 1

シミュレーション実行 にアダプティブを有効にすると、繰り返し実行 で指定された回数のみが実行されます。既存のシナリオがベースラインとして使用されます。

保存周期

各中間メッシュを保存するには、保存周期を有効にします。1つのシナリオ完了毎に、自動的にクローン化され、ベースとなるシナリオ名にサイクル番号が追加されます。以下に例を示します。

  1. プロセスの最初の段階では、デフォルトシナリオ名は Scenario 1 です。
  2. Scenario 1 は最後まで実行され、クローン化されます。クローン化されたシナリオの名前は Scenario 1- Mesh 1 となります。
  3. Scenario 1 のメッシュが結果に合わせてアダプティブ化され、最後まで実行されます。
  4. Scenario 1 がもう一度クローン化されます。クローン化されたシナリオの名前は Scenario 1- Mesh 2 となります。
  5. これが指定されたサイクル数続行されます。
  6. 最終的には、Scenario 1 には最終的なメッシュが保存され、サイクル Scenario 1 - Mesh 1Scenario 1 - Mesh 2Scenario 1 - Mesh 3 には中間的なサイクルが保存されます。
注: プロセス全体を通じて、Scenario 1 が常にアクティブなシナリオです。終了時には、Scenario 1には最終的なメッシュが含まれます。中間メッシュはシナリオ内に、"Mesh"が追加された名称で保存されます。

各メッシュが個別のシナリオとして保存されるため、デザインレビューセンターディシジョンセンターを使ってメッシュ感度の影響を調べ、メッシュへの依存性を判断することが可能です。

保存周期が無効に設定されていると、デザインスタディには最終的なメッシュと結果のみが保存されます。中間アダプティブ サイクルは破棄されます。

許容粗さ

デフォルトで、アダプティブ メッシュはメッシュの細分割のみを行います。メッシュを粗くすることを許可(それによってメッシュサイズが大きくなりすぎないようにする)するには、許容粗さを有効にします。