Simulation Job Manager には、次の要素が含まれています。
図 1: Simulation Job Manager (中アイコン表示モード)
- ツールバー: ツールバーには次の項目が含まれています。
- [同期モニタ]は、ローカル コンピュータと Autodesk 360 サーバ間で行われるネットワーク アクティビティが発生した時刻が表示されます。アップロードまたはダウンロード中のファイル数を表示するには、[同期モニタ]アイコン上にマウスを置くと、ツールチップに現在のネットワーク アクティビティが表示されます。
- これは、Autodesk クラウド サービスへのログインに使用する[ユーザ名]または[電子メール アドレス]です。ログインしていない場合は、[サイン イン]がこの場所に表示されます。
- [ジョブ フィルタ]: 正常に完了したジョブまたはキャンセルされたジョブの表示を制御するには、このツールの設定を使用します。表示されるジョブのソート順序を制御することもできます。ソートは、次の条件に従って、昇順または降順で並べ替えます。
- [サイズ]: サムネイル サイズ(図 1 に示すように、[小さい]、[中]、または[大きいアイコン])を指定する、または[リスト表示]オプションを選択するために、このメニューを使用します。以下の図に示すように、リスト表示モードには追加の詳細が表示されます。
図 2: Simulation Job Manager (リスト表示モード)
- [基本設定]: Simulation Job Manager の動作をカスタマイズするには、「基本設定」を設定します。さらに、[ヘルプ]にアクセスしたり、[バージョン情報]情報ボックスを開いて、バージョン番号とアクティブなポート番号を確認することができます。
- [ジョブ ビュー]: ジョブ ビュー領域は、サムネイル表示(図 1)またはリスト表示モード(図 2)を使用しているかに関係なく、次の 2 つの部分に分かれています。
- [アクティブ]リスト(上部)は、現在実行中のジョブを監視します。各項目の進行状況バーは、シミュレーション プロセスがどのくらい完了しているかを示します。
- [完了]リスト(下部)は、以前に完了したジョブたまたはキャンセルしたジョブを表示します。感嘆符の付いた黄色の三角形のアイコン(
)はキャンセルしたジョブに表示されます。
- [右クリック メニュー] (右クリック): サムネイル表示またはリスト表示を使用しているかに関係なく、各ジョブの右クリック メニューでは、シミュレーションの進行状況に関する情報を取得できるいくつかのツールを利用できます。メニューに表示されるオプションは、右クリックした項目に応じて異なります。つまり、すべてのメニューを選択しなくてもすべての状況を入手できます。
- [詳細]: 選択したジョブの詳細ビューを開きます。詳細ビューは、ステータス(ジョブ タイプ、優先順位、スケジュールされた時間、開始された時間、終了した時間、ソース コンピュータ、およびモデルのサムネイル イメージ)を表示されます。実行中、進行状況バーはシミュレーションの進行状況を示します。詳細ビューを閉じるには、[OK]をクリックします。詳細ビューの例を次の図で示します。
図 3: Simulation Job Manager (詳細ビュー)
- [開く]: Simulation Mechanical Flex でモデルを開きます。
- [モデルのサムネイルを表示]: *.png ファイル用の既定のアプリケーションでモデルのサムネイル イメージを開きます。このファイル タイプに対する Windows のファイルの関連付け設定でサムネイル イメージを開くアプリケーションを決定します。
- [キャンセル] (ジョブの実行中にのみ使用可能): すぐに実行中のジョブを停止します。それ以降の結果はハード ドライブに書き込まれません。
注: この方法で非線形解析を停止した場合、解析を再開しようとしても失敗することがあります。たとえば、一時ファイルを作成中にメカニカル・イベント・シミュレーション(MES)がキャンセルされたと仮定します。解析を再開しようとすると、不完全または破損した一時ファイルが原因で失敗する可能性が高いです。このような場合、最初から解析をリスタートする必要があります。
- [削除] (完了したジョブのみで使用可能): このコマンドは Simulation Job Manager 内の[完了]リストからジョブを削除しますが、ローカル コンピュータからモデル ファイルまたは結果は削除しません。
- [データ転送]: クラウドにアップロードまたはクラウドからダウンロードしたデータの概要を開きます。
- [ログ]: エラーが発生した場合は、ログ ファイルが問題のトラブルシューティングに役立つことがあります。問題が発生した際には、テクニカル サポートのエンジニアがこのような情報の提出を求める場合があります。
- [優先順位] (実行中の場合): [ローカル ソルバ]オプションを使用して実行するジョブの優先順位を設定します。既定では、ローカル ジョブは[標準]の優先順位です。これは、ジョブが送信された順番に実行されることを意味します。ただし、送信した順番よりもローカル ジョブを早く実行する必要がある場合は、優先順位を[高]に上げます。これにより、そのジョブより前に送信されたたジョブの数に関係なく、現在のジョブが完了した後、次にそのジョブが実行されます。同様に、送信した順番よりも遅くジョブを実行するには、優先順位を[低]に変更します。(このオプションはローカル ジョブでのみ使用できます)。
複数のジョブが選択されたときの右クリック メニューの動作 :
複数のジョブを選択するには、キーボードの[Ctrl]キーを押したまま、選択する各ジョブをクリックしていきます。また、[Ctrl]キーを使用して、現在選択されているジョブを選択解除することができます。複数のジョブを含む範囲を選択するには、最初のジョブをクリックし、[Shift]キーを押しながら、最後のジョブをクリックします。
複数のジョブを選択した後、右クリック メニューに表示される項目は、次に示すようにアクティブまたは完了したジョブ、またはその 2 つの組み合わせを選択したかどうかに応じて異なります。