出力バーは、表示キャンバス(モデリング領域)の下にあるサイズ変更可能なウィンドウです。出力バー内の使用可能な情報は、モデル タイプと解析タイプによって異なります。
出力バーの内容
- [ソリッド メッシュ作成]タブ: 該当する場合、ソリッド メッシュ作成の結果を表示するには、このタブをクリックします。結果は、CAD モデルまたは手動で作成したサーフェス メッシュに基づいているかどうかにかかわらず、自動的に生成されたソリッド メッシュのみに提供されます。ソリッド メッシュ作成の結果は、手動で作成(構造化)した内部メッシュには使用できません。
ソリッド メッシュ作成の結果は、[メッシュ]
[メッシュ]
[メッシュ分割結果表示]リボン コマンドを使用してアクセスすることもできます。違いは、アセンブリの個体部品のすべての結果が出力バー内の 1 つのリストに表示されることです。逆に、[メッシュ分割結果表示]コマンドを使用した場合は、確認する部品を指定すると、一度に 1 つの部品の結果が表示されます。さらに、リボン コマンドはサーフェス メッシュの結果を提供しますが、出力バーは提供しません。
注: 既定では、ソリッド メッシュは、3D サーフェス メッシュ時に実行されません。モデルを分析するまで、または[モデルをチェック]操作を実行するまで延期されます。
- [詳細]タブ: 次の項目を表示するには、このタブをクリックします。出力バーの右端にある[解析情報]ドロップダウン メニューを使用して、表示する項目を選択します。
- チェック ログを表示: モデルの検証プロセスのログを表示します。このログは、[モデルをチェック]操作の実行、シミュレーションの実行、または Nastran エディタへのモデルのエクスポート時に生成されます。チェック ログは、問題の発生時にモデルのトラブル シューティングをするのに役立ちます。このログは、さまざまなモデルの統計、さらに歪みのある要素が検出された場合など、デコード処理で発生したエラーと警告を一覧表示します。すべての環境で、チェック ログ ファイルを表示できます。
- 解決ログを表示: 出力バー内で解析ログ ファイルを表示します(レポート環境ブラウザから解析ログを選択する必要はありません)。すべての環境で、解析ログ ファイルを表示できます。
- 解析概要: 出力バー内で解析概要ファイルを表示します(レポート環境ブラウザからの解析概要を選択する必要はない)。すべての環境で概要ファイルを表示することができます。
注: [詳細]タブ内に表示されるログ ファイルは、解析の実行中に更新されます(リアルタイムの監視)。表示されるログ ファイルを更新する頻度を調整できます。詳細については、このページの「データのリフレッシュ レート」セクションを参照してください。
- [収束プロット]タブ: 非線形解析の収束挙動を視覚的に表示します。詳細については、ここをクリックしてください。さらに、このタブでローカル メッシュ リファインメントの収束履歴を表示します。
注: ログ ファイルは、エラーと警告を容易に見つけられるように色分けされています。エラーは赤色のテキスト、警告は金色のテキスト、その他の部分は黒色のテキストで表示されます。
ヒント: [詳細]タブの[ソリッド メッシュ作成]ログおよびすべてのログ ファイルでは検索が可能です。[検索]ダイアログ ボックスにアクセスするには、ソリッド メッシュ作成の結果内、または出力バーに表示されるログ ファイルの任意の場所をクリックし、[Ctrl]+[F]を押します。または、右クリックして右クリック メニューから[検索]を選択します。検索結果を検索文字列と同じ大文字/小文字に制限するには、[大文字/小文字を区別]オプションを有効にします。テキスト ブロックを選択することもできます。右クリックして[コピー]を選択し、Windows のクリップボードにテキストをコピーします。そこから、テキストをドキュメントまたは画像に貼り付けることができます。
出力バー表示オプション
既定では、出力バーは、常に、FEA エディタ、結果、レポート環境内に表示されています。初期の高さにのみ、数行のテキストが表示されます。出力バーの右端近くにあるスクロール バーまたはマウス ホイールを使用して、テキスト上をスクロールします。
出力バーのサイズを変更する: 高さを増減するには、出力バーの上端をクリックしてドラッグします。その上の表示キャンバスは同時にサイズ変更します。ウィンドウの高さのサイズを変更するには、出力バーの固定を解除する必要があります。
出力バーを固定解除/固定する: 固定された状態を切り替えるには、出力バーの右上端の近くにある押しピンのアイコンをクリックします。アイコンが変わり、どの状態が有効であるかを示します。
データのリフレッシュ レート
解析の実行中に、[詳細]タブは定期的に更新され、選択したログ ファイルの表示は自動的に最下部にスクロールされます。次の設定は、チェック、ソルバー、要約ログの更新をコントロールします。
注: [詳細]表示が一時停止中には、指定したリフレッシュ レートは変更できません([秒]入力フィールドは使用できません)。さらに、[一時停止]/[リスタート]ボタンは、出力バー内のログ ファイル表示の更新のみを一時停止します。解析を一時停止、または続行中のログ ファイルへの書き込み処理を中断することはできません。一時停止中にログに書き込まれたデータは、データの自動更新を再開するとすぐに表示されます。