[カーブ](Curves)サブオブジェクト レベル(服飾メーカー)

[カーブ](Curves)サブオブジェクト レベルで、パターン パネルを縫い合わせることができます。

また、[縫い目](Seams)サブオブジェクト モードでパネルを 3 次元的に表示して、縫い目を接続することもできます。[カーブ](Curves)サブオブジェクト レベルでは、フラットなレイアウトが提供されます。これは、より複雑なパターンを操作する場合に便利です。縫い目を作成および削除することで、パターンが適合するように調整できます。

インタフェース

縫い目を作成

2 つのセグメント間に縫い目を作成します。縫い合わせるパネルのセグメントを 2 つ選択して、[縫い目を作成](Create Seam)をクリックします。これにより、これら 2 つのパネル間に縫い目が作成されます。作成された縫い目は、シミュレーション時に縫い合わされます。縫い目にはランダムに生成された色が設定されて、パネルと区別されます。

上: 選択されたセグメント

下: 2 つのパネル間に作成されたシーム

縫い目を削除

選択した縫い目を削除します(選択した縫い目は赤で表示される)。

縫い目を反転

ねじれた縫い目を逆転または反転します。

縫い目を作成する際、各セグメントの最初の頂点が、生成される縫い目 パネルの位置調整に使用されます。時々、ねじれた縫い目が生成される場合があります。その場合には、[縫い目を反転](Reverse Seam)を使ってねじれを戻す必要があります。

反転する必要のある、ねじれた縫い目

複数セグメントを作成

複数セグメントは、縫い目を作成するために 1 つのセグメントとして扱う必要のある、複数のセグメントの組み合わせです。組み合わせるセグメントを選択して、このボタンをクリックします。セグメントが連続していない場合は、縫い目を使ってギャップを埋めてから、複数セグメントを縫い目で使用する必要があります。

複数セグメントをブレーク

選択した複数セグメントを分離します。

オン

このチェック ボックスにチェックマークを付ける、またははずすと、縫い目がアクティブまたは非アクティブになります。

折り目角度

選択した縫い目に折り目を作成します。この角度の値により、2 つのパネル間または内部縫い目 ラインに沿った折り目のターゲット角度が決まります。

左: 折り目角度が大きい場合

右: 折り目角度が小さい場合

折り目強度

選択した縫い目の強度を大きくまたは小さくします。この値は、布オブジェクトのほかの部分に関して、縫い目が示すベンドへの抵抗力に影響します。値 2.0 は、布がベンドに対して、この値が指定されなければ持つはずの(オブジェクト/パネル/頂点グループ プロパティの定義に従う)抵抗力の 2 倍の抵抗力を持つことを意味します。

縫い方の張度

シミュレーション時にパネルを集めるフォースの量。値が大きくなると、パネルがより強力かつ高速に集められます。

カット

内部縫い目 ラインにのみ適用されます。この縫い目 ラインで布地をカットします。

分裂可能

オンにすると、選択したシームが分裂可能になります。既定値ではチェックマークは付いていません。

  • [裂けしきい値](Tear Threshold)シームの分裂に使用するしきい値を設定します。この値は[グループ](Group)サブオブジェクト レベルの[連結](Weld)コンストレイントの[強度](Strength)の値と同じです。既定値は 10.0 です。
縫い目の許容値

縫い目の形成時に許可される 2 つのエッジの長さの違い。縫い目を構成する 2 つのセグメントは、大体同じ長さにする必要があります。これらの長さが異なる場合、その差はこの許容範囲内の値でなければなりません。長さが大きく異なる 2 つのセグメントを縫い合わせる場合、布が一カ所に集まる傾向がありますが、時にはこの効果を得たい場合があります。この種の縫い目の作成を許可するには、[縫い目の許容値](Seam Tolerance)の値を大きくする必要があります。既定値は 0.06 です。これは、2 つのセグメントの長さが、互いの長さの 6 パーセント以内にある必要があることを意味します。

縫い目を描画

ビューポートに縫い目を表示します。このチェック ボックスにチェックマークが付いていない場合は、縫い目を非表示にします。

メッシュを表示

メッシュをビューポートに表示します。パターンを操作する場合には、メッシュを非表示にします。このオプションのチェックマークを消すと、メッシュがバウンディング ボックスで表示されます。