オブジェクトの位置合わせ

1 つまたは複数のオブジェクトを選択するとソースオブジェクトが構成され、ターゲットオブジェクトと位置合わせすることができます。この機能にはさまざまな使用方法があります。精度にとって重要な使用方法は、グリッドの位置合わせです。新しいグリッドオブジェクトを作成したら、既存のオブジェクトに位置合わせできます。これには、手動による作成と、オートグリッド機能を使用して自動的に作成する方法があります。逆に、オブジェクトをシーン内の任意の場所のグリッドに移動することもできます。

オブジェクトをバウンディングボックスの中心、下、上に位置合わせ

ソースオブジェクトとターゲットオブジェクト

位置合わせには、2 つのエンティティを使用します。一方がソースオブジェクトや選択セットつまり処理の始点であり、他方がターゲットオブジェクトつまり選択処理の終点です。

ソースオブジェクト

他のオブジェクトに位置合わせするために移動するオブジェクトです。1 つまたは複数のソースオブジェクトを選択して位置合わせ処理を開始します。

ターゲットオブジェクト

位置合わせの定義に使用するオブジェクトです。位置合わせの処理の間にターゲットオブジェクトを選択します。あらかじめ選択しておくことはできません。

ソースオブジェクトを選択したら、[ツール](Tools)メニュー [位置合わせ](Align)を選択するか、メインツールバーの[位置合わせ](Align)ボタンをクリックしてから、ターゲットオブジェクトを選択します。

[選択の位置合わせ](Align)ダイアログボックスが表示されます。[位置合わせ](Align)オプションの詳細は、「位置合わせ」を参照してください。

座標系の設定

位置合わせの効果は、ビュー、ワールド、ローカルなど、現在の参照座標系によって異なります。位置合わせを開始する前に、使用する座標系を指定する必要があります。

参照座標系

位置合わせのための軸と、最大、最小位置を指定するバウンディングボックスのサイズが決まります。

アクティブグリッド軸でオブジェクトを位置合わせするには:

ツールバーのリストから、参照座標系として[グリッド](Grid)を選択します。

2 つのオブジェクトをそれぞれの軸で位置合わせするには:

参照座標系として[ローカル](Local)を選択します。位置合わせは、この 2 つのオブジェクトの間で行われます。オブジェクトバウンディングボックスでは、最大位置と最小位置が決まります。

位置合わせプロセス中、[選択の位置合わせ](Align Selection)ダイアログボックスの[位置合わせ](Align Position)ラベルに現在の参照座標系の名前が表示されます。

オブジェクト位置合わせの基本

位置合わせコントロールは、1 つのダイアログボックスに含まれています。設定すると、位置合わせの対象のオブジェクトは、すぐに新しい位置に移動します。このため、満足するまで位置合わせを繰り返すことができます。設定は任意の順序で実行できます。

たとえば、最終的な方向を決める前に位置だけを選択しながら段階的に作業をすることもできます。位置合わせは、いつでもキャンセルしてシーンを元の状態に戻すことができます。位置合わせは元に戻してやり直すこともできます。

複数のオブジェクトの位置合わせ

矢印オブジェクトに複数のオブジェクトを位置合わせ(各写真は個別の補正方法で調整されている)

位置合わせで複数のオブジェクトを選択すると、すべてに同じ設定が適用されます。ただし、それぞれのソースオブジェクトに対する効果は異なります。実際には、同じ設定で同時に別々のオブジェクトを位置合わせすることになります。

オブジェクトの集合を 1 つの単位として位置合わせするには、目的のオブジェクトを選択してグループ化します。位置合わせはグループ全体の基点とバウンディングボックスを基準に行われます。

サブオブジェクトの位置合わせ