3D DWF パブリッシュを使用すると、3 次元モデルの Design Web Format (.DWF)ファイルを、レンダリングされたシーンとほとんど同じように忠実に書き出すことができます。DWF ファイルは圧縮されています。このファイルは、3ds Max を所有していないチーム メンバとも簡単に共有できます。
3ds Max に含まれる Autodesk Design Review プログラムを使用すると、DWF ファイルを簡単に Web 上に公開したり表示できます。
さらに、DWF ビューアの軌道回転機能を使用してモデルの周囲を回転できるので、モデルのアニメーションやレンダリングに時間をかけずに、モデルをすばやく表示できます。たとえば、自分のシーンの DWF ファイルを使用して、自分や他のユーザは各オブジェクトのプロパティ同様にインタラクティブなモデルをすばやく表示することができます。
3D DWF ファイルを受け取ったユーザは、3ds Max のインストール時にオプションでインストールできる Autodesk Design Review を使用して、それらのファイルを表示したり印刷することができます。ビューワの使用方法の詳細は、Autodesk Design Review のヘルプ システムを参照してください。
3D DWF 書き出しの制限
マテリアルと環境
- バックグラウンド環境は書き出されません。Design Review プログラムでは独自のバックグラウンド カラーの設定が使用されます。
- フォグなどの環境効果は書き出されません。
- フラット ミラーなどの反射マップを使用するマテリアルでは、書き出されたときに反射が生成されません。
- 両面マテリアルは、サポートしていません。ただし、[レンダリング設定](Render Setup)ダイアログ ボックスで[両面レンダリング](Force 2-Sided)にチェック マークを付けることで、この問題に対応できます。
注: [両面レンダリング](Force 2-Sided)にチェックマークを付けると、シーン全体に影響します。シーンに含まれるすべてのマテリアルを両面で表示する必要があるので、Design Review のパフォーマンスが低下することがあります。
- サード パーティのサプライヤが提供するマテリアルおよび mental ray マテリアルは書き出されません。
サポートされていないマテリアルを使用するオブジェクトは、ビューワに拡散反射光カラーで表示されます。AutoCAD Architecture マテリアルは、周囲光カラーで表示されます。
- サポートされているマテリアルの場合でも、すべてのマテリアル パラメータが書き出されるわけではありません。そのため、Design Review に書き出したマテリアルは、レンダリング イメージのように表示されない場合があります。
ライト
- シーンのライトを書き出すことはできません。
カメラとアニメーション
- 名前付きカメラ ビューは書き出すことができます。シーン内の各カメラごとに DWF ビューが作成されます。これらのビューは Autodesk Design Review の[表示](Views)パネルで選択できますが、カメラはシーン内のオブジェクトとしては表示されません。
- アニメーションはサポートされていませんが、書き出し時のフレームが発行されます。