線形道路標示オブジェクトのコントロールがあります。
道路標示スタイル エディタを使用して線形道路標示オブジェクトを作成することができます。
[親シェイプ](Parent Shape)領域
- [親シェイプ](parent shape)ボタン
- 道路標示オブジェクトの現在の親シェイプの名前が表示されます。 クリックすると別の親シェイプを選択できます。 Civil View は道路標示オブジェクトを更新します。
[道路標示の寸法](Road Marking Dimensions)領域
- 幅
- 道路標示線の幅を設定します。
- 標示長さ
- 破線の道路標示線の個別の標示ごとの長さを設定します。 実線の標示線の場合、この値は無視されます。
- ギャップ長さ
- 破線の道路標示線に対して、個々の標示の間のギャップの長さを設定します。 この値を 0 に設定すると、実線の道路標示線が作成されます。
- [中心ギャップ幅](Center Gap Width)
-
各道路標示線の中心の縦方向のギャップの幅を設定します。 1 つの道路標示オブジェクトを使用して二重線の道路標示線を作成できます。 各二重線の幅は、全体の道路標示の[幅](Width)と[中心ギャップ幅](Center Gap Width)の差の半分です。
[道路標示のカラー](Road Marking Color)領域
- カラー値
- カラー見本をクリックして、[カラー セレクタ](Color Selector)を開き、道路標示線に新しいカラーを選択します。
- [R]ボタン: カラーのリセット
- クリックすると、道路標示線のカラーを、Civil View [基本設定]パネルで指定した元の既定のカラーにリセットします。
- [新規のカラーを適用](Apply New Colour)
- クリックすると、道路標示線が更新され新しいカラーが使用されます。
[シフト/オフセット設定](Shift/Offset Settings)領域
- グローバル垂直シフトを使用しますか?
- チェックマークを付けると、グローバル垂直シフト設定が使用されます。
地盤サーフェスの端から端にドレープしている道路標示を表示可能にするには、下のサーフェスを少し上げる必要があります。 [Scene Settings](シーン設定)ロールアウトにはこのグローバル設定があります。 場合によっては、下にある地盤サーフェスの異常なコンタに対応するために、個別の道路標示オブジェクトを大きく上げる必要があります。 この場合は、[グローバル垂直シフトを使用しますか?](Use Global Vertical Shift)のチェックマークをはずして、ローカル値を設定します。
注: Civil View では、すべての道路標示オブジェクトで影付けが自動的に無効になります。 道路標示がその下の地盤サーフェスから常に近い場合でも影付けはされません。
- 垂直シフト道路標示オブジェクトのローカルの垂直シフト値を設定します。 [グローバル垂直シフトを使用しますか?](Use Global Vertical Shift)のチェックマークをはずしている場合以外は無効です。
- 水平シフト
- 親シェイプからの道路標示オブジェクトの水平オフセットを設定します。
- 横断勾配
- 道路標示オブジェクトをその下の路面の横断勾配に一致するように傾けます。 これは、下の路面の横断勾配の比率が極めて大きい場合にのみ必要となります。
[最適化]領域
一般に、これらの設定は変更する必要はありません。 既定値は、スムーズな外観の道路標示と単純なジオメトリの兼ね合いが考慮された最適な値です。 シーン内の面の数はできるだけ少なく抑えられています。 ただし、個別の道路標示オブジェクトが好ましくない寸法特性で表示されることがあります。その場合は既定を変更して改善できます。
この例が非常に狭い半径に道路標示が配置される場所で、ジオメトリをスムーズにカーブに合わせることができません。 この場合は、道路標示ジオメトリをより複雑にすることが求められ、特定の最適化の値で問題を克服できます。
または、特定の道路標示オブジェクトの面の数を減らして、不要な複雑性をジオメトリから除去することが必要な場合もあります。 これは、表示にかかるレンダリング時間を短縮できます。
- [間隔](Spacing)、[しきい値](Threshold)
- [間隔](Spacing)の値は、親シェイプのパスに沿った基本的な頂点間隔を設定します。 [しきい値](Threshold)の値は、親シェイプのパスに沿った隣接する頂点のセットの間で必要な接線角を設定します。
[間隔](Spacing)のそれぞれの間隔で、そのポイントの親シェイプの接線が、前のポイントの接線と比較されます。 これら 2 つの接線の間の角度(度単位)が、[しきい値](Threshold)の角度よりも大きい場合、Civil View は頂点セットを作成します。 角度が小さい場合、Civil View は次の[間隔](Spacing)の間隔だけ移動し、再び角度を比較します。 角度がしきい値をが超えたら、頂点セットを作成し、再度プロセスを開始して、それをシェイプの最後に到達するまで繰り返します。
- [最大距離](Max Distance)
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頂点セットを作成しなくてすむ最大距離。 これは、この値以下の距離では、[間隔](Spacing)と[しきい値](Threshold)の値によって頂点セットの作成が許可されない場合に有効になります。 これは、ほぼ直線の道路が非常に長く延びている場合に便利で、水平カーブまたは垂直線形におけるささいな変更が[間隔](Spacing)と[しきい値](Threshold)のパラメータによって検出されることがありません。
ヒント: 道路標示オブジェクトの最適化にある[間隔](Spacing)、[しきい値](Threshold)、[最大距離](Max Distance)の既定の Civil View 設定は、メインの
civilview.ini
ファイルに保存されます。 このファイルは
/plugcfg
フォルダに保存されています(3ds Max で使用される言語ごとにこのフォルダのコピーがあります)。必要な場合は INI ファイルを編集できます。
[パラメータのインスタンス化](Parameter Instancing)領域
同じ基本タイプのオブジェクト コレクションのパラメータを共有またはインスタンス化できます。
詳細は、「パラメータのインスタンス化」を参照してください。