カスタム ユーザ インタフェース(UI)スキームを保存してロードすることによって、ワークスペースをカスタマイズできます。
カスタム UI スキームは、次の 7 つのファイルのセットとして保存されます。
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.kbdx:
キーボード ショートカットの割り当てを保存します。
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.musx:
カスタムのマウス設定を格納します。
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.cuix:
ツールバーとパネルのレイアウトを保存します。
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.mnux:
メニュー バーとクアッド メニューの内容を保存します。
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.qop:
クアッド メニューのカラー、レイアウト、および動作を保存します。
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.clrx:
すべてのカラー設定を保存します(クアッド メニュー カラーは除く)。
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.ui:
アイコンのスキーム(従来型または 2D の白黒)を保存します。
これらのファイルは、[ユーザ インタフェースをカスタマイズ](Customize User Interface)ダイアログ ボックスのそれぞれのパネルで個々にロードおよび保存できます。また、最初に[カスタム UI スキームをロード](Load Custom UI Scheme)ダイアログ ボックスで UI スキームのファイルのセット全体を一度にロードしたり、現在の UI スキームをセットにして[カスタム UI スキームを保存](Save Custom UI Scheme)ダイアログ ボックスで保存したりすることもできます。
既定値の設定では、3dsmax¥UI¥ フォルダには UI スキームのセットが、maxstart と defaultUI の 2 組あります。3ds Max の起動時には、maxstart ファイルがあればこのファイルが、なければ defaultui ファイルが使用されます。
警告: defaultUI で始まるファイルは上書き保存しないでください。既定値の UI スキームが上書きされてしまうことになります。
手順
カスタム UI スキームをロードするには:
- [ユーザ インタフェースをカスタマイズ](Customize User Interface)ダイアログ ボックスのオプションを使用して、3ds Max のカスタム UI スキームを設定します。
- [カスタマイズ](Customize)メニュー [カスタム UI スキームを保存](Save Custom UI Scheme)でカスタム UI スキームを保存します。
- 3ds Max の現在のセッションまたは次回以降のセッションで、[カスタマイズ](Customize)メニュー [カスタム UI スキームをロード](Load Custom UI Scheme)を選択します。
- [カスタム UI スキームをロード](Load Custom UI Scheme)ダイアログ ボックスで、[ファイルの種類](Files of Type)ドロップダウン リストからカスタマイズ ファイルのタイプ(.cui、.mnu、.clr、.kbd、.qmo または .ui)を選択します。
- 適切な拡張子を持つ任意のファイルを選択します。3ds Max によってタイプの異なる同じベース ファイル名の UI スキーム ファイルが検索され、ロードされます。
6 つのファイルのタイプのうちの 1 つがない UI スキームを選択した場合、ファイルのない部分のユーザ インタフェースは変更されません。
既定値の UI スキームに戻すには:
3ds Max を起動したときに見慣れないレイアウトで UI が表示されている場合は、いつでも既定値の UI スキームに戻すことができます。
- [カスタマイズ](Customize) [カスタム UI スキームをロード](Load Custom UI Scheme)を選択します。
- [UI ファイルをロード](Load UI File)ダイアログ ボックスで、defaultui.cui を選択してから[開く](Open)をクリックします。
既定値の UI ファイルには、先頭にベース ファイル名 defaultui が付いています。defaultui.cui を選択すると、3ds Max によって既定値の UI スキーム ファイルがすべてロードされます。
カスタム UI で 3ds Max を起動するには:
- 3ds Max の起動時に表示されるユーザ インタフェースを、必要に応じて変更します。
- [カスタマイズ](Customize)メニュー [カスタム UI スキームを保存](Save Custom UI Scheme)を選択し、カスタム UI スキームを maxstart というベース ファイル名で保存します。
次に 3ds Max を起動するときには、3ds Max は現在の UI スキームを使用します。
注: [カスタマイズ](Customize)メニューの
[基本設定](Preferences)
[一般](General)タブの[終了時に UI 設定を保存](Save UI Configuration On Exit)チェック ボックスにチェックマークを付けると(既定値)、この
3ds Max を終了したときのユーザ インタフェースの状態で
maxstart の UI スキーム ファイルが上書きされます。
3ds Max をコマンド ラインからカスタム UI で起動するには:
- カスタム UI スキームにわかりやすいベース ファイル名を付け、[カスタム UI スキームを保存](Save Custom UI Scheme)ダイアログ ボックスで保存します。
- Windows デスクトップ上の 3ds Max アイコンを右クリックし、[プロパティ](Properties)を選択します。
- [ターゲット](Target)フィールドで、3dsmax.exe を 3dsmax.exe -c に変更し、続いて .cui ファイル名を入力します。
例: 3dsmax.exe -c myfile.cui-c の前後に必ずスペースを入れてください。
UI スキームを別のコンピュータに移す場合は、3dsmax/UI フォルダ内でカスタム UI スキームのベース名から始まるファイルをすべてコピー先の 3dsmax/UI フォルダにコピーします。また、コマンド ラインでパス名を追加することもできます。
カスタム UI スキーム ファイルを単独で保存するには:
- [カスタマイズ](Customize)メニュー [ユーザ インタフェースをカスタマイズ](Customize User Interface)を選択します。
- 保存するユーザ インタフェース項目の種類に対応するパネルにアクセスします。
- パネルで[保存](Save)をクリックします。
アイコンの表示を従来型から 2D の白黒に変更するには:
- [カスタマイズ](Customize)メニュー [カスタム UI スキームを保存](Save Custom UI Scheme)を選択し、ファイル名を入力して[保存](Save)をクリックします。
- [カスタム スキーム](Custom Scheme)ダイアログ ボックスの[アイコン タイプ](Icon Type)の隣で、表示するアイコンのタイプを選択します。
- [OK] をクリックすると、ダイアログ ボックスが閉じて、スキームが保存されます。
- [カスタマイズ](Customize)メニュー [カスタム UI スキームをロード](Load Custom UI Scheme)を選択し、保存した UI スキームを開きます。