[カメラ トラッカー](Camera Tracker)ユーティリティの[エラー スレッショルド](Error Thresholds)ロールアウトで計測を行って、計測値をこのロールアウトで設定したしきい値と比較することによって、フィーチャ トラッキング エラーを識別します。手動によるトラッキング レビュー(カメラ トラッカー/[バッチ追跡](Batch Track)ロールアウト参照)の際、または[モーション トラッカー](Motion Trackers)設定ロールアウトの[エラー時に再サンプル](Resample On Error)チェック ボックスにチェックマークを付けて、エラーを修正するために実際のトラッキングを行う際に、この検出機能を使用できます。
直前のキーフレームのフィーチャ ターゲットと最も一致する、現在のフレーム内の RGB スペースでの差の平方和です。表示されるエラーは、最大可能イメージ差のパーセントを示します。適切なマッチングでは、通常、0.05 パーセント以下になります。
フィーチャ ターゲット イメージと、現在最も一致するものとの間の、RGB カラーの変化の差です。これによって、ターゲットとそれに一致するもののカラー範囲が類似しているかどうかが計測されるので、差の合計の測定値による誤りを補うことができます。
5 つ前までのフレームについて動きの平均を計算し、現在のフレームでのジャンプとその平均との間の差を計測します。この差が、現在の[ジャンプ量](Jump delta)しきい値を超えている場合は、潜在的なエラーとしてフラグが設定されます。しきい値を 5 に設定すると、5 フレーム前までの平均ジャンプよりも 5 ピクセル多い現在のフレーム内のジャンプには、すべてフラグが設定されます。この測定値では、ジャンプの大きさよりも、加速性が考慮されます。
必要に応じてしきい値を調整したり、各測定値の左にあるチェック ボックスを使って、検出機能での計測の有効と無効を切り替えることができます。