[モーター](Motor)スペース ワープは、[プッシュ](Push)スペース ワープと似た動作をしますが、関係するパーティクルやオブジェクトに、方向性のある力ではなく回転トルクを加えます。[モーター](Motor)アイコンの位置と方向は両方ともパーティクルに影響を及ぼし、パーティクルは[モーター](Motor)アイコンの周りを旋回します。
モーターによってパーティクルの雲を分散
[モーター](Motor)ビューポート アイコン(左側はパーティクル システム)
手順
[モーター](motor)スペース ワープを作成するには:
- [作成](Create)パネルで、 ([スペース ワープ](Space Warps))をクリックします。リストから[フォース](Forces)を選択し、[オブジェクト タイプ](Object Type)ロールアウトで[モーター](Motor)をクリックします。
- ビューポートでクリックしてドラッグし、サイズを定義します。
[モーター](Motor)ワープは、トルクの方向を示す矢印付きのボックス型のアイコンとして表示されます。
インタフェース
[タイミング](Timing)領域
- [オン タイム](On Time)、[オフ タイム](Off Time)
- スペース ワープが効果を開始する際のフレームと、終了する際のフレームを指定します。モーターが加えられると時間とともにオブジェクトが移動するので、キーフレームは作成されません。
[強度コントロール](Strength Control)領域
- 基本的なトルク
- スペース ワープによって加えられる力の大きさです。
- [N-m]、[Lb-ft]、[Lb-in]
- [基本的なトルク](Basic Torque)の測定単位を指定します。N-m はニュートン メートル、Lb-ft はポンドフォース フィート、Lb-in はポンドフォース インチです。
- フィードバック オン
- このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、力は指定された[ターゲット スピード](Target Speed)に関して影響を受けるオブジェクトの速度に応じて変化します。チェックマークが付いていない場合、影響を受けるオブジェクトの速度に関係なく、力は一定のままです。
- 反転可能
- このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、オブジェクトの速度が[ターゲット スピード](Target Speed)の設定を超えた場合に力が反転されます。[フィードバック オン](Feedback On)チェック ボックスにチェックマークが付いている場合にのみ有効です。
- ターゲットを反転
- フィードバックが行われるまでの最高回転数を指定します。速度は、1 フレーム当たりの移動単位で指定します。[フィードバック オン](Feedback On)チェック ボックスにチェックマークが付いている場合にのみ有効です。
- [RPH]、[RPM]、[RPS]
- [ターゲットを反転](Target Revs)編集ボックスの測定単位として、毎時回転数(RPH)、毎分回転数(RPM)、または毎秒回転数(RPS)のいずれかを指定します。[フィードバック オン](Feedback On)チェック ボックスにチェックマークが付いている場合にのみ有効です。
- ゲイン
- ターゲット スピードに近づける際のスピードの調整の速さを指定します。100% に設定した場合、補正は即座に行われます。低めに設定すると、応答は遅く「ゆるく」なります。[フィードバック オン](Feedback On)チェック ボックスにチェックマークが付いている場合にのみ有効です。
注: [ゲイン](Gain)編集ボックスを 100% 以上に設定すると、過剰補正になりますが、IK ダンピングなど他のシステム設定からのダンピングを克服するために必要になる場合があります。
[周期的変動](Periodic Variation)領域
この領域の設定は、[基本的なトルク](Basic Torque)編集ボックスの値をランダムに変えることで、力に変動要因を持ち込みます。ノイズ効果を出すために、2 つの波形を設定できます。
- 使用可能
- 変動を使用可能にします。
- ピリオド 1
- ノイズ変動が完全に循環する期間を指定します。たとえば、20 に設定すると、20 フレームにつき 1 循環となります。
- 振幅 1
- 変動の強度(パーセント)を指定します。このオプションでは、[基本的なトルク](Basic Torque)編集ボックスと同じ種類の単位を使用します。
- 位相 1
- 変動パターンのオフセットを指定します。
- ピリオド 2
- 次の 2 つの編集ボックスでは、ノイズを増大する変動パターンを追加します。
- 振幅 2
- 第 2 の波の変動の強度(パーセント)を指定します。このオプションでは、[基本的なトルク](Basic Torque)編集ボックスと同じ種類の単位を使用します。
- 位相 2
- 第 2 の波の変動パターンのオフセットを指定します。
[パーティクル効果の範囲](Particle Effect Range)領域
[モーター](Motor)の効果の範囲を特定の球状ボリュームに制限します。
- 使用可能
- このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、効果の範囲は球体に制限され、三輪球で表示されます。効果は、パーティクルが球の境界に近づくほど低下します。
- 範囲
- 効果の範囲の半径を単位で指定します。
[アイコンを表示](Display Icon)領域
- アイコン サイズ
- [モーター](Motor)アイコンの大きさを設定します。これは表示専用なので、モーター効果には影響しません。