[カメラ カリング](Camera Culling)は、カメラ視野円錐の外側(つまり、カメラから見えません)のすべてのパーティクルを除去することにより、ビューポート内やレンダリング時のジオメトリ ロードを削減します。このオペレータをグループ選択ツールとして使用して、カメラ ビュー視野円錐でグループを定義することもできます。
インタフェース
- アクティブ カメラを使用(Use Active Camera)
- オンにすると、アクティブ ビューポートに割り当てられたカメラが使用されます。オフにすると、別のカメラを視野円錐カリングのオペレータに割り当てることができます。既定値ではチェックマークが付いています。
- [カメラ]
- パーティクルのカリングに使用するカメラを指定できます。[なし](None)ボタンをクリックして、シーンでの視野円錐カリングに使用するカメラを選択します。これ以降、そのカメラ名がボタンに表示されます。[アクティブ カメラを使用](Use Active Camera)がオフの場合にのみ使用できます。
[クリッピング平面](Clipping Planes)領域
これらのコントロールを使用すると、「近接」平面および「遠方」平面を定義して、カメラに近すぎるパーティクルまたはカメラから遠すぎるパーティクルを削除できます。パーティクルが小さくて遠くにある場合は、レンダリング出力に表示されない可能性があります。ただし、パーティクルがクリップされていない場合は、そのジオメトリがレンダリングの処理に追加されます。既存のカメラ クリッピング設定を使用するか、設定を定義することができます。
- カメラ クリッピング平面の使用(Use Camera Clip. Planes)
- オンにすると、カメラの定義されたクリッピング平面が使用されます。結果は、[手動でクリップ](Clip Manually)、[近接クリップ](Near Clip)、および[遠方クリップ](Far Clip)という 3 つのカメラ設定によって異なります。オフにすると、オペレータは次の設定を使用して、クリッピング平面を定義します。
- 近接クリップ(Near Clip)
- このオプションは、[カメラ クリッピング平面の使用](Use Camera Clip. Planes) (前述を参照)がオフの場合に使用できます。[近接クリップ](Near Clip)オプションがオンの場合、[近接クリップ](Near Clip)の値よりも近いすべてのパーティクルがレンダリングから除外されます。
- 遠方クリップ(Far Clip)
- [カメラ クリッピング平面の使用](Use Camera Clip. Planes)がオフの場合に使用できます。[遠方クリップ](Far Clip)オプションがオンの場合、[遠方クリップ](Far Clip)の値よりも遠いすべてのパーティクルがレンダリングから除外されます。
- カリング(Cull By)
- パーティクルをカリングするかどうかを決定するために使うパーティクルの部分を指定できます。次のいずれかを選択できます。
- パーティクルの基点(Particle Pivot)パーティクルをレンダリングに含む、またはレンダリングから除外する決定は、パーティクルの基点の位置のみに基づきます。したがって、パーティクルのジオメトリは部分的にカメラ視野円錐の内側にある場合がありますが、パーティクルの基点が視野円錐の外側にある限り、パーティクルはレンダラーにサブミットされません。パーティクルのシェイプ、サイズ、および方向は関係ありません。
- バウンディング球(Bounding Sphere)バウンディング球の一部がカメラ ビュー内にある場合、パーティクルがレンダリングに使用されます。位置に加えて、パーティクルのシェイプおよびサイズが関係します。
[カメラ ビュー視野円錐カリング](Camera View Frustum Culling)領域
これらのコントロールを使用すると、ビューポート内のパーティクルをカリングするかどうか、またはパーティクルをいつレンダリングするのか、またはその両方を指定するか、あるいは指定しないでおくこともできます。カメラ視野円錐は、カメラから見たスペースの体積であり、通常はカメラのビュー角度と近接および遠方クリッピング平面で定義される切断されたピラミッドです。
- レンダリング
- オンにすると、オペレータは、レンダリング時にカメラ ビュー視野円錐の外側にあるパーティクルをカリングします。
- ビューポート(Viewport)
- オンにすると、オペレータは、すべてのビューポート内のカメラ ビュー視野円錐の外側にあるパーティクルをカリングします。
- グループ選択に使用(Use For Group Selection)
- オンにすると、オペレータは、カメラ ビュー視野円錐とパーティクル位置のジオメトリを使用して、選択グループを定義します。このオプションは、[選択をグループ](Group Selection)オペレータと類似した方法で機能します。この方法が指定されたパーティクルは、[スクリプト表示](Display Script)テスト、[グループ オペレータ](Group Operator)テスト、または[グループを分割](Split Group)テストにサブミットされます。
[グループ選択に使用](Use For Group Selection)がオンの場合、カメラ視野円錐の内側または外側のどちらにパーティクルを含めるか選択することができます。
- [カメラ視野円錐の内側](Inside Camera Frustum)カメラ ビュー視野円錐の内側にあるすべてのパーティクルがグループ操作のために選択されます。
- [カメラ視野円錐の外側](Outside Camera Frustum)カメラ ビュー視野円錐の外側にあるすべてのパーティクルがグループ操作のために選択されます。
- サブフレーム精度(Subframe Precision)
- オンにすると、オペレータは、カメラ視野円錐に入る、またはカメラ視野円錐から出る時間をより高い精度で計算します。[グループを分割](Split Group)テストがグループ選択データを使用する場合、精度の高い時間が重要になります。