リジッド ボディ、コンストレイント、およびラグドールの書き出し

3ds Max で作成した MassFX 情報をゲームやその他のリアルタイム シミュレーションに書き出すには、これらのツールを使用します。

MassFX 情報を書き出すには、拡張メニュー [シミュレート](Simulate) [ツール](Tools)の[MassFX シーンを書き出し](Export MassFX Scene)コマンドを使用するか、標準メニュー [アニメーション](Animation) [MassFX] [ユーティリティ](Utilities)サブメニューを使用します。または、[MassFX ツール](MassFX Tools)ダイアログ ボックス [ユーティリティ](Utilities)の[シーンを書き出し](Export Scene)を使用します。

重要: PhysX Export は、PhysX SDK を使用するアプリケーションが判読できる形式でシーンを保存します。 このトピックでは、3ds Max に実装されている書き出し機能について簡単に説明します。 この書き出し機能および該当するオプションの詳細は、PhysX SDK に付属するドキュメントを参照してください。

書き出しする前にシーンを検証

シーンに有効なシミュレーションが確実に含まれるようにするには、[ユーティリティ](Utilities)サブメニューまたは[ツール](Tools)パネルの[MassFX シーンを検証](Validate MassFX Scene)コマンドを使用します。 それにより、[MassFX シーンを検証](Validate MassFX Scene)ダイアログ ボックスが開きます。

ダイアログ ボックスを使用して検証テストを実行し、MassFX シーンがエラーなしで正常に書き出されることを確実にします。検証のオプションは次のとおりです。

スケール オブジェクト
MassFX の使用するグラフィカル メッシュで 100%/100%/100% 以外のスケールが適用されていないかどうかを調べます。
不均等スケール
MassFX の使用するグラフィカル メッシュで軸ごとのスケールが異なっていないかどうかを調べます。
アニメーション スケール
MassFX の使用するグラフィカル メッシュでスケールがアニメートされていないかどうかを調べます。
歪みのあるオブジェクト
MassFX の使用するグラフィカル メッシュで中心軸以外の軸に沿ってスケールされているものがないかどうかを調べます。

対応するチェック ボックスをオンにして実行するテストを選択してから、[検証](Validate)ボタンをクリックします。 テストは一度に 1 つずつ実行されます。この間、各テストの進行状況バーが更新されます。検証が終了すると、進行状況バーの最後にある結果アイコンが以下の 3 つの色のいずれかで更新されます。

検証結果が失敗または注意である場合、ウィンドウ下部のボックスに結果が表示されます。

インタフェース

書き出しコマンドを使用すると、[MassFX 書き出し](MassFX Export)ダイアログ ボックスが開きます。

[一般設定](General Settings)ロールアウト

フォルダ名
書き出されたデータを特定のフォルダーに保存するには、これをオンにしてフォルダ名を入力します。 フォルダが存在しない場合は作成されます。
FBX を含める
オンにすると、FBX データが保存されます。

[PhysX シーン設定](PhysX Scene Settings)ロールアウト

PhysX シーンを書き出す
指定されたデータ型(以下を参照)を使用して、シーンを PhysX 形式で保存します。
ファイル形式
書き出すデータ形式として XML または Binary を選択します。
[選択されたオブジェクトのみ書き出し](Only export selected objects)
オンにすると、選択したオブジェクトのみ書き出されます。
[可視オブジェクトのみ書き出し](Only export visible objects)
オンにすると、可視オブジェクトのみ書き出されます。
書き出しする前にシーンを検証
オンにすると、ファイルを書き出す前に検証が実行されます。 書き出しの検証テストの詳細は、前の「シーンを検証」を参照してください。
書き出し
指定した設定を使用して書き出しを実行し、ダイアログを閉じます。