[スプライン IK ソルバ](Spline IK Solver)ダイアログ ボックス

IK ソルバとしてスプライン IK ソルバが選択されており、[子に割り当て](Assign To Children)チェック ボックスにチェックマークが付いていると、ボーンの作成後に[スプライン IK ソルバ](Spline IK Solver)ダイアログ ボックスが表示されます。

このダイアログ ボックスでは、作成するスプラインのボーン構造を制御するパラメータを設定します。各ノット(コントロール ポイント)のヘルパー オブジェクトの位置によって、順々にスプラインが形成されます。

インタフェース

[スプラインのオプション](Spline Options)領域

IK 名
IK チェーン オブジェクトの名前を設定します。[OK]をクリックすると、このオブジェクトがチェーンの終端に青いクロス ヘア カーソルで表示されます。
スプラインの自動作成
このダイアログ ボックスのパラメータに基づいて、スプライン IK ソルバで使用するスプラインを自動的に作成します。このオプションがオフの場合は、スプラインが作成されないため、手動で作成してスプライン IK ソルバに割り当てる必要があります。この手順の説明は、「スプライン IK」を参照してください。既定値ではチェックマークが付いています。
カーブ タイプ
スプライン IK コントロールとして機能するカーブ タイプを選択します。
  • [ベジェ](Bezier) ベジェ スプラインを作成します。[作成](Create) [シェイプ](Shapes) [ライン](Line)ツールを使用して作成されるスプラインと同様です。これは既定値のカーブ タイプです。
  • [NURBS ポイント](NURBS Point) NURBS ポイント カーブを作成します。このカーブでは、すべてのノット(コントロール ノード)がカーブ上にあります。
  • [NURBS CV] NURBS CV カーブを作成します。このカーブでは、すべてのノット(コントロール ノード)がカーブ上にあるとは限りません。
スプライン ノットの数
スプライン上の頂点や、NURBS カーブ上のコントロール ポイントや CV です。ノットを移動およびアニメートすることによって、スプラインやカーブを変更します。ここで設定するノットの数で、カーブについてのリファインの度合いや、カーブの形を変更するために選択して移動できるポイントの数が決まります。

[スプライン ノットの数](Number of Spline Knots)の既定値は、スプライン IK チェーンのボーンの数です。スプライン IK ソルバの目的の 1 つはアニメートが必要なオブジェクトの数を減らすことなので、通常は[スプライン ノットの数](Number of Spline Knots)の値を少なく設定します(ボーンの数の半分など)。

[ヘルパー オプション](Helper Options)領域

ヘルパーを作成
オンの場合、3ds Max によってスプラインやカーブのノットごとに 1 つ以上の3ds Maxが配置され、ノットの移動およびアニメートが楽になります。

複数のヘルパーの表示タイプを有効にできます。カーブ ノットのように、1 つのヘルパーを動かすと、同じ位置にある別のヘルパーもすべて動きます。

センター マーカー
各ノットに小さな X の形をしたポイント ヘルパーを表示します。
座標軸
各ノットに小さな座標軸の形をしたポイント ヘルパーを表示します。
クロス
各ノットに小さな十字型のポイント ヘルパーを表示します。
ボックス
各ノットに小さなボックス型のポイント ヘルパーを表示します。
サイズ
ヘルパーのサイズを設定します。
一定の画面サイズ
ビューポートのズーム率にかかわらず、ヘルパーのサイズを一定に保ちます。
前面に描画
各種要素で込み合っているシーンでも見やすいように、ヘルパーをシーン内のすべてのオブジェクトの最前面に表示します。
ヒント: ヘルパーを作成した後で表示タイプを変更するには、各ヘルパーを選択し、[修正](Modify)パネルで設定を変更します。