渦スペース ワープ

[渦](Vortex)スペース ワープはパーティクル システムに力を加えて渦巻きの内部で回転させ、竜巻状の細長い穴または渦巻きの穴に沿って落下させます。渦巻きは、ブラック ホール、渦、または竜巻など、漏斗型オブジェクトを作成するのに便利です。

スペース ワープの設定で、渦巻きの形状、穴の特徴、およびパーティクル キャプチャの値と範囲を制御できます。渦巻きの形状は、スピードなど、パーティクル システムの設定による影響も受けます。

渦巻きに巻き込まれたパーティクル ストリーム

手順

[渦](Vortex)スペース ワープを作成するには:

  1. [作成](Create)パネルで、 ([スペース ワープ](Space Warps))をクリックします。リストから[フォース](Forces)を選択し、[オブジェクト タイプ](Object Type)ロールアウトで[渦](Vortex)をクリックします。
  2. 渦巻きを回転させるワールド軸を決めてから、該当するビューポートにドラッグしてスペース ワープを作成します。たとえば、渦巻きを垂直方向のワールド軸で回転させる場合、トップ ビューポートにスペース ワープを作成します。後でワープの渦巻きを逆回転させて、ワープの方向をアニメートすることもできます。

    [渦](Vortex)スペース ワープは、ドラッグした面にあるカーブ型の矢印アイコンと回転軸と穴の向きを示す垂直型の矢印アイコンで表示されます。後者の軸は「落下軸」と呼ばれます。

    注: スペース ワープの位置によって結果は大きく異なります。ワープの垂直位置は渦巻きの形状に影響し、水平位置は渦巻きの位置を決定します。パーティクルをパーティクル エミッタを中心に回転させるには、両方を同じ位置に置きます。

インタフェース

[タイミング](Timing)領域

[ディフレクタ開始](Time On)、[ディフレクタ終了](Time Off)
スペース ワープがアクティブになるフレーム数と非アクティブになるフレーム数です。

[頂点シェイプ](Vortex Shape)領域

テーパ長
渦巻きの長さと形状を制御します。低めに設定すると渦巻きが「きつく」なり、高めに設定すると「ゆるく」なります。既定値は 100.0 です。
テーパ カーブ
渦巻きの形状を制御します。低めに設定すると渦巻きは広く朝顔状になり、高めに設定すると側面が垂直状になります。既定値は 1.0 、指定できる範囲は、1.0 ~ 4.0 です。

[キャプチャとモーション](Capture and Motion)領域

この領域には、[軸ドロップ](Axial Drop)、[軌道速度](Orbital Speed)、および[放射状プル](Radial Pull)と、それぞれの[範囲](Range)、[フォールオフ](Falloff)、および[ダンピング](Damping)モディファイヤの基本設定が含まれます。

無制限範囲
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、[渦](Vortex)のダンピング強度は最大で範囲の制限はありません。チェックマークが付いていない場合、[範囲](Range)と[フォールオフ](Falloff)の設定が有効になります。
軸ドロップ
パーティクルが落下軸の方向に移動する速度を設定します。
範囲
[軸ダンピング](Axial Damping)の効果が最大になる、[渦](Vortex)アイコンの中心からの距離。システム単位で示されます。[無制限範囲](Unlimited Range)チェック ボックスにチェックマークが付いていない場合にのみ有効です。
フォールオフ
[軸範囲](Axial Range)を超えて[軸ダンピング](Axial Damping)が適用される距離を指定します。[軸ダンピング](Axial Damping)は[範囲](Range)距離で最も強く、[軸フォールオフ](Axial Falloff)の範囲内で直線的に減少し、それを超えると無効になります。[無制限範囲](Unlimited Range)チェック ボックスにチェックマークが付いていない場合にのみ有効です。
ダンピング
落下軸に対して水平なパーティクル モーションがフレームごとに受ける制限の程度を制御します。既定値は 5.0、指定できる範囲は 0 ~ 100 です。

微妙な効果を出したい場合は、値を 10% 以下にします。極端な効果を出したい場合は、いくつかのフレームの値を 100% に近づけます。

軌道速度
パーティクルの回転速度を指定します。
範囲
[軌道ダンピング](Orbital Damping)の効果が最大になる、[渦](Vortex)アイコンの中心からの距離。システム単位で示されます。[無制限範囲](Unlimited Range)チェック ボックスにチェックマークが付いていない場合にのみ有効です。
フォールオフ
[軌道範囲](Orbital Range)を超えて[軌道ダンピング](Orbital Damping)が適用される距離を指定します。[軌道ダンピング](Orbital Damping)は[範囲](Range)距離で最も強く、[軌道フォールオフ](Orbital Falloff)の範囲内で直線的に減少し、それを超えると無効になります。[無制限範囲](Unlimited Range)チェック ボックスにチェックマークが付いていない場合にのみ有効です。
ダンピング
軌道パーティクル モーションがフレームごとに受ける制限の程度を制御します。値が小さいとらせん幅は広くなり、値が大きいと幅は狭くなります。既定値は 5.0、指定できる範囲は 0 ~ 100 です。
放射状プル
パーティクルが回転を始めるときの落下軸からの距離を指定します。
範囲
[放射状ダンピング](Radial Damping)の効果が最大になる、[渦](Vortex)アイコンの中心からの距離。システム単位で示されます。[無制限範囲](Unlimited Range)チェック ボックスにチェックマークが付いていない場合にのみ有効です。
フォールオフ
[放射状範囲](Radial Range)を超えて[放射状ダンピング](Radial Damping)が適用される距離を指定します。[放射状ダンピング](Radial Damping)は[範囲](Range)距離で最も強く、[放射状フォールオフ](Radial Falloff)の範囲内で直線的に減少し、それを超えると無効になります。[無制限範囲](Unlimited Range)チェック ボックスにチェックマークが付いていない場合にのみ有効です。
ダンピング
[放射状プル](Radial Pull)がフレームごとに受ける制限の程度を制御します。既定値は 5.0、指定できる範囲は 0 ~ 100 です。
[CW]、[CCW]
パーティクルの回転方向を、右回りまたは左回りに指定します。

[表示](Display)領域

アイコン サイズ
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