アニメーション範囲を重視

[アニメーション範囲を重視](Respect Animation Range)では、キー可能でないパラメトリックなコントローラ トラックを、トラックの現在のアニメーション範囲内でのみアクティブにします。このオプションを選択すると、トラックのバックグラウンド カラーがグレーに変わります。

注: 既定では、[アニメーション範囲を無視](Ignore Animation Range)が設定されています。この設定を変更するには、アニメーションの基本設定で[既定値のパラメトリック コントローラ範囲を無効にする](Override Parametric Controller Range By Default)オプションの選択を解除する必要があります。ただし、以前のシーンのコントローラ トラックには、アニメーション範囲を重視が設定されます。これは、元の動作を保持する必要があるからです。

手順

例: アニメーション範囲を重視するようにコントローラ トラックを設定するには:

  1. 球オブジェクトを作成します。
  2. [モーション](Motion)パネル [コントローラ割り当て](Assign Controller)ロールアウトを選択し、球の[位置](Position)トラックをハイライトします。
  3. ([コントローラ割り当て](Assign Controller))をクリックし、次に[コントローラを割り当て](Assign Controller)ダイアログ ボックスから[ノイズ位置](Noise Position)を選択します。
  4. 3ds Max の[ノイズ コントローラ](Noise Controller)ダイアログ ボックスが開きます。 設定を変更しないでダイアログ ボックスを閉じます。
  5. 球を 選択し、右クリックします。クアッド メニューから[ドープ シート](Dope Sheet)を選択します。ドープ シート エディタで ([範囲を編集](Edit Ranges))がアクティブであることを確認します。
  6. 球の[位置](Position)トラックが見つかるまで、[コントローラ](Controller)ウィンドウ内の階層アイテムを展開していき、トラックをクリックしてハイライト表示します。
  7. 開始位置がフレーム 10 になるように、トラックの範囲バーを右側にドラッグして移動します。
  8. アニメーションを再生するか、タイム スライダをスクラブします。

    [位置](Position)トラック範囲が存在しないフレーム 0 ～ 9 の間でも、時間範囲全体でアニメーションが発生します。 これは[アニメーション範囲を無視](Ignore Animation Range)が既定の設定であるためです。

  9. [トラック ビュー編集](Track View Edit)メニュー [コントローラ](Controllers)サブメニューで、[アニメーション範囲を重視](Respect Animation Range)を選択します。

    トラックのバックグラウンド カラーが変わります。

  10. アニメーションを 再生します。

    [アニメーション範囲を重視](Respect Animation Range)が設定されているので、球はトラックのアニメーション範囲内でしか移動しません。

親トピック: コントローラの管理