マップ バイアスによって影を影付けオブジェクト(またはオブジェクト)に近づけたり、遠ざけたりします。
右のイメージでは、マップ バイアスを増やしたため犬が浮いているように見えます。
レイトレース シャドウではこのコントロールは[レイ バイアス](Ray Bias)、シャドウ マップ シャドウでは単に[バイアス](Bias)になっています。
既定値は 1.0 ワールド座標単位です。バイアスを増やすとシャドウはオブジェクトから離れ、減らすとオブジェクトに近づきます。マップ バイアスは任意の正の浮動点に設定することができます。
たとえば、影付けオブジェクトが他のオブジェクトと交差し、シャドウが交差点で適切に一致しない場合はバイアスが高すぎます。この効果はオブジェクトに対するスポットライトの角度に応じて変化します。スポットライトの角度が極端に浅い場合はバイアスを高くする必要があります。
バイアスはまた、オブジェクト自体にそのオブジェクトのシャドウが投影される問題を回避します。オブジェクトの表面に筋やモアレが現れる場合は、バイアスの値が低すぎます。バイアスの値が高すぎてシャドウがオブジェクトから離れてしまったときは、バイアスを減らしてください(シャドウ マップ シャドウの場合は、さらににシャドウ マップの[サイズ](Size)値を増やします)。