ブレンド マテリアル

ブレンド マテリアルを使用すると、サーフェスの片面に 2 種類のマテリアルをミックスさせることができます。ブレンド マテリアルにはアニメート可能な[ミキシング量](Mix Amount)パラメータがあります。そのパラメータを使用して、マテリアルのモーフィングファンクション カーブを、2 つのマテリアルを時間の経過に伴ってブレンドするように描けます。

ブレンド マテリアルによるレンガとしっくいの組み合わせ

注: サブマテリアルのシェーディングで 1 つでも[ワイヤ](Wire)に設定されているものがあると([シェーダ基本パラメータ](Shader Basic Parameters)ロールアウトを参照)、マテリアル全体がワイヤ マテリアルとして表示され、レンダリングされます。

手順

ブレンド マテリアルを作成するには、次のいずれかの方法を実行します。

ブレンド マテリアルのコントロールは、ミックス マップのコントロールと似ています。

コンポーネント マテリアルを指定するには、次のいずれかの方法を実行します。

ミキシング量を制御するには:

マップを使用してミキシング量を制御するには、次のいずれかを行います。

インタフェース

[マテリアル 1](Material 1)、[マテリアル 2](Material 2)
ブレンドする 2 つのマテリアルを設定します。マテリアルをオンにしたりオフにしたりするには、チェック ボックスを使用します。
インタラクティブ
インタラクティブ レンダラーで、ビューポート内のオブジェクト サーフェス上に 2 個のマテリアルのどちらか、またはマスク マップの表示を選択します。

マテリアルの [ビューポートにマップを表示](Show Map in Viewport)ボタンがオンになっている場合は、[インタラクティブ](Interactive)の設定よりも優先されます。ビューポートには、一度に 1 つのマップしか表示できません。

マスク
クリックしてマスクとして使用するマップを割り当てます。2 つのマテリアルのブレンドの度合いは、マスク マップの強度によって異なります。マスクの明るい(白い)領域は[マテリアル 1](Material 1)を、暗い(黒い)領域は[マテリアル 2](Material 2)を示します。マスクのマップをオン、オフにするには、チェック ボックスを使用します。
ミキシング量
ブレンドする割合をパーセントで決定します。0 (ゼロ)は[マテリアル 1](Material 1)だけが、100 は[マテリアル 2](Material 2)だけがサーフェス上に表示されていることを意味します。マスク マップが既に割り当てられていて、マスクのチェック ボックスにチェックマークが付いている場合は、使用できません。

このパラメータはアニメートすることができます。[マテリアル プレビューを作成](Create Material Preview)ダイアログ ボックスは、この効果をテストするのに役立ちます。

[ミキシング カーブ](Mix Curve)領域

ミキシング カーブは、ブレンドする 2 色のカラーの混ざり具合に影響します。ブレンドに影響するのはマスク マップが割り当てられた場合だけです。

ヒント: まだら効果を得るには、マスクにノイズ マップを使用して 2 つの標準マテリアルをブレンドします。
カーブを使用
ミキシング カーブがミックスされた物に影響するかどうかを決定します。このコントロールは、マスクが割り当てられていてアクティブな場合のみ使用可能です。
ミックス範囲
この値でレベルの上限と下限を調整します。2 つの値が同じ場合、2 つのマテリアルは明確なエッジで接します。値の幅が広いほど、1 つのサブマテリアルから他のサブマテリアルへゆるやかにブレンドされます。ミキシング カーブは、この値を変更したときの効果を表します。