このシェーダでは、オブジェクトまたはマテリアルによって定義された、シーン内のオブジェクトのサブセットを再レンダリングできます。このシェーダは、シーン内のほとんどすべてが完璧で、1 つのオブジェクトまたはマテリアルにだけ微調整が必要な場合に、これを手早く修正することを目的としています。
Render Subset of Scene/Masking マップを使用するには:
[レンズ](Lens)ボタンに、マップの名前が表示されます。
指定したオブジェクトまたはマテリアルのみがレンダリングされます。
オンの場合、このシェーダが有効になります。オフの場合、シェーダが無効になり、シーン全体が 3ds Max によりレンダリングされます。既定値はオンです。
レンダリングする 1 つまたは複数のオブジェクトを選択します。リストを編集するには、[追加](Add)、[置換](Replace)、[削除](Delete)ボタンを使用します。
レンダリングするマテリアルを指定します。
指定したオブジェクトの場所にマスク カラー(以下を参照)だけを出力します。この処理は非常に高速です。シーン内のオブジェクトの場所を特定したいだけの場合には、これを使用します。
オブジェクトに当たらない光線は、[Color of Background]のカラーを返し、サブセットにないオブジェクトに当たる光線は、[Color of Other Objects]のカラーを返します。
[Mask Only]にチェック マークが付いている場合に、指定したオブジェクトに返される色です。
[Mask Only]にチェック マークが付いている場合に、バックグラウンドに返される色です。
[Mask Only]にチェック マークが付いている場合に、指定されていないオブジェクトに返される色です。
ファイナル ギャザー(FG) プリプロセスをすべてのオブジェクトに適用するか、サブセット内のオブジェクトだけに適用するかを決定します。FG は近隣の FG サンプルをブレンドするため、オブジェクトは、サブセットにない近隣オブジェクトからの FG 点の情報を使用する可能性があります。これは、特にオブジェクトが同一平面上である場合に顕著になります。このため、FG プレパスがシーン全体を「見る」ようにすることをお勧めします。
このオプションのチェック マークをはずし、オブジェクトのサブセットにのみ FG 点を作成すると高速になりますが、特にアニメーションでは、境界線にアーティファクトが発生する可能性があります。シーンが保存された FG マップを使用する場合、このオプションはチェック マークをはずしておいてもかまいません。