ライト オブジェクトの位置決定

シーン内にライトを配置した後、変換を使用してライトの位置または方向を変更できます。

ライトの変換

ライト オブジェクトには次のような変換を適用できます。

[移動](Move): [選択して移動](Move)を使用して、ライトの位置を変更します。更に、選択して移動を使用してライト ターゲットの位置も変更できます。

[回転](Rotate): [選択して回転](Rotate)を使用して、ライトの方向を変更します。

注: ターゲット ライトは、ローカル X 軸または Y 軸を中心として回転できません。代わりに[選択して移動](Move)を使用して、ライトまたはそのターゲットを移動します。ローカル Z 軸を中心としてライトを回転する操作は、ライトで矩形ビームを使用したりビットマップを投影したりする場合に使用できます。

球状に分配するプレーンなオムニ ライトやフォトメトリック等方性ライトを回転しても効果はありません。これらのライトは四方に均等な光をキャスティングするからです。ただし、シャドウを投影するオムニや球状のライトを回転すると、投影されたイメージが回転します。

[スケール](Scale): ポイント ライト、リニア ライト、エリア ライトをスケールしても、効果はありません。スポットライトおよび指向性ライトを選択して均等にスケールすると、ライト ビームのサイズと減衰範囲が変わります。オムニ ライトをスケールすると、減衰範囲のみが変化します。フォトメトリック ライトをスケールすると減衰率が変化します。

ライト ビューポート コントロールは、スポットライトと指向性ライトのパラメータを変換し、変更するためのもう 1 つの便利な手段となっています。

ヒント: ライトを調整するときに、[最適表示](Adaptive Degradation)をオフにするのに便利です。[最適表示](Adaptive Degradation)チェック ボックスのチェックマークが付いている状態で、ワイヤフレームにシェーディング ビューポートを表示し始めると、ライトに加えた変更の結果を表示することはできません。

ハイライトを配置

[ハイライトを配置](Place Highlight)ボタンを使用して、ライトの位置を決め、オブジェクト上の指定ポイントで鏡面反射光ハイライトを作成します。[ハイライトを配置](Place Highlight)は[位置合わせ](Align)フライアウトのボタンの 1 つです。[ハイライトを配置](Place Highlight)で選択されたライト オブジェクトを移動または回転して、選択したオブジェクトの面に照準を合わせます。ライトは、面からの元の距離を保持します。[ハイライトを配置](Place Highlight)は、どの種類の選択オブジェクトでも動作します。[ハイライトを配置](Place Highlight)は複数のオブジェクトを含む選択セットにも使用できます。この機能でオブジェクトを移動しても、面からの距離は変化しません。