各トラックには、複数のトラックのモーションをさまざまな度合いでミックスするためのウェイト カーブが 1 つまたは複数あります。ウェイト カーブによって、特定のトラックがトラックグループ内でどの程度モーションに影響するかが決まります。
ウェイト カーブを使用すると、トラックグループ内のすべてのトラック間に、複数の完全または部分的なトランジションを作成できます。一方、トランジション トラックでは、2 つのクリップ間に完全なトランジションを 1 つだけ作成できます。
ウェイト カーブは、次の目的で使用できます。
各トラックのウェイト カーブは、トラックの上部に薄い黒の線として表示されます。
ウェイト カーブにアクセスするには、トラックの右端にある[ウェイト モード](Weight Mode)ボタンをクリックします。モーション Mixer のツールバーの[ウェイト モード](Weight Mode)をクリックすると、すべてのトラックのウェイト カーブが編集可能になります。ウェイト モードがオンのときは、ウェイト カーブのみを操作でき、クリップは操作できません。
ウェイト カーブを編集するには、カーブ上のノード(点)を使用します。レイヤ トラック上のクリップには、各クリップの各端にノードが自動的に設定されます。トランジション トラックには、ノードは既定値では設定されません。
既定値では、各トラックのウェイト カーブは、トラック全体をとおして値が 1.0 に設定されます。これは、トラックのモーションがミックスに 100% 使用されることを示します。カーブを変更して値を 1.0 よりも下げると、トラック上のモーションは、その下のトラック上のモーションとミックスされます。たとえば、トラックグループ内の 2 つのトラックのウェイト カーブを 0.5 に設定すると、2 つのクリップが均等にミックスされます。
トラックグループ内には、異なるウェイト カーブを設定した複数のトラックを積み重ねることができます。アニメーション内の各フレームについて、一番上のトラック上のカーブが評価されます。一番上のトラックのフレームでウェイト カーブが 1.0 よりも小さい場合は、その下のトラックが評価され、同様の処理が順次行われます。モーション Mixer では、ウェイト カーブの値が順次に加算され、合計が 1.0 になると、それよりも下のトラックが無視されます。
トランジション トラックの場合は、トラック全体で 1 本のウェイト カーブを使用します。レイヤ トラックの場合は、各クリップごとに個別のウェイト カーブが設定されます。
ウェイト カーブを調整するには:
ウェイト カーブが、編集可能であることを示す赤に変わります。
次の 2 つのステップは、ウェイト カーブにノードが設定されていない場合、またはノードを追加する場合のみ実行する必要があります。
そのフレームについて、一番上のトラックのモーションがその下のトラックのモーションとミックスされます。一番上のトラックで設定したウェイト カーブの値に応じて、モーションのミックスの度合いが決まります。