SM3.0 ハードウェア シェーダをサポートするコンピュータでは、[擬似カラー](Pseudo Color)露出コントロールを使用して、ビューポートでライトのレベルをプレビューすることができます。モデル内のライトについて、すばやくインタラクティブに情報を得ることができます。
擬似カラーの結果を有意義なものにするためには、シーンをフルスケールの照明分析用にセットアップする必要があります(現実世界の単位、フォトメトリック ライト、有効な mental ray マテリアルなど)。詳細については、「照明分析アシスタント(Lighting Analysis Assistant)」を参照してください。
屋内テニス コートの午後 3 時の擬似カラー プレビューは、適当なライティングを表示しています。
(比較用)同じシーンのレンダリング |
照明分析データをオーバーレイした同じシーン |
同じシーンの正午の[疑似カラー](Pseudo Color)プレビューでは、適切な人工光が必要であることがわかります。
屋内照明を使用せずにレンダリングした正午のテニス コート |
屋内照明を有効にしてレンダリングした正午のテニス コート |
ビューポートにライト レベルをプレビューする:
たとえば、主にライトがデイライトであれば、[最大](Max)は 65000 lux に設定します([最大](Max) = 50 という既定値は、ライト レベルのチェックに適した範囲ではありません)。
シーンに既に[ライト メータ](Light Meter)オブジェクトが存在する場合は、この値を微調整します。たとえば、デイライト レベルは最大の 65,000 lux よりも低くします。屋内のシーンで人工的に照明されている場合は、ライト レベルはそれよりも低くなり、通常は 1,000 lux より高くなることはありません(通常、必要とされる最小のライト レベルは 250 lux です)。
こうすると、ライトとシャドウの品質レベルを上げることができますが、ビューポートのパフォーマンスが低下する可能性があります。
ビューポートのセット アップが完了したので、インタラクティブにライトを調節し、リアルタイムに表示されるライト レベルを確認して閉じます。たとえば、[デイライト システム](Daylight system)の[時間](Hours)スピナーをドラッグすると、1 日の時間の経過に伴って変わっていくライト レベルを確認することができます。
次の図では、[デイライト システム](Daylight system)で戸外のスタジアムが照明されています。
AM 5 時 |
AM 6 時 |
AM 9 時 |
正午 |
PM 3 時 |
PM 5 時 |
ライト レベルのビューポート プレビューは、[ライトメータ](Light Meters)を使用した、フルスケールのレンダリングされた照明分析の代替にはなりません。次のような制約があります。
ライトをプレビューする場合にもっとも重要なのは直接照明ですが、屋内のライトの大部分は間接光によって提供されます。