スナップショット

スナップショットでは、時間の経過にしたがってアニメートされたオブジェクトのクローンを作成します。

パスに沿ってアニメートされたアイスクリームのコーンを使って、[スナップショット](Snapshot)でコーンを積み重ねる。

スナップショットでは、クローンが等しい時間間隔で配置されます。トラック ビューで設定を調整すれば、アニメーション パス上に一定間隔でクローンを配置することも可能です(後述の 2 番目の手順を参照)。

スナップショットでオブジェクトのクローンを作成するには、あらかじめオブジェクトをアニメートしておきます。スナップショットはパスのどのフレームからも使用できます。[オート キー](Auto Key)ボタンは、[スナップショット](Snapshot)に対しては無効です。[スナップショット](Snapshot)で作られるのは静的クローンであり、アニメーションではないからです。

パスに沿ってアニメートされた車のモデルを使って、[スナップショット](Snapshot)で衝突のイメージを作成

他のクローン作成方法と同様に、スナップショットでは、コピー、インスタンス、参照を作成できます。更に、[メッシュ](Mesh)オプションを選択して、パーティクル システムに使用できます。

パーティクル スナップショット

パーティクル システムのクローンを静的メッシュ オブジェクトとして作成できます。[スナップショット](Snapshot)ダイアログ ボックス [クローン方式](Clone Method) [メッシュ](Mesh)オプションを選択すると、パーティクル自体のクローンをメッシュとして生成することもできます。この機能は、メタ パーティクルを使用するシステムを含むあらゆる設定のパーティクル システムで使用できます。使用方法は、他の種類のオブジェクトを使用する場合と同じです。

手順

オブジェクトのクローンを生成するには:

  1. アニメーション パスが設定されている任意のオブジェクトを 選択します。

    スナップショットでは、回転、拡大、縮小、パラメトリック モディファイヤ アニメーションなど、他のすべての変換アニメーションによる効果も表示されます。

    パーティクル システムを選択することもできます。

  2. 次のいずれかを実行します。
    • [拡張](Extras)ツールバーで、[配列](Array)フライアウトの ([スナップショット](Snapshot))をクリックします。
    • [ツール](Tools)メニューから、[スナップショット](Snapshot)を選択します。拡張メニュー システムを使用する場合は、[編集](Edit)メニュー [複製](Duplicate) [スナップショット](Snapshot)を選択します。

    3ds Max の[スナップショット](Snapshot)ダイアログ ボックスが開きます。

  3. このダイアログ ボックス内のパラメータを設定し、[OK]ボタンをクリックします。

クローンを均等な間隔で配置するには:

  1. アニメートされている位置でオブジェクトを 選択します。
  2. トラック ビューを開き、元のオブジェクトの位置トラックを見つけます。
  3. [コントローラを割り当て](Assign Controller)をクリックし、上の手順で特定したトラックに[ベジェ位置](Bezier Position)コントローラが使用されているかどうかを確認します。次のいずれかを実行します。
    • トラックに[ベジェ位置](Bezier Position)コントローラが使用されている場合は、手順 4 に進みます。
    • トラックに[ベジェ位置](Bezier Position)コントローラが使用されていない場合は、コントローラの変更を行ってから手順 4 に進みます。
  4. 変換キーをすべて選択し、いずれかの変換キーを右クリックします。[キー情報](Key Info)ダイアログ ボックスが表示されます。
  5. [拡張機能](Advanced)ボタンをクリックし、ダイアログ ボックスを展開します。
  6. [時間内で平均化](Normalize Time)ボタンをクリックします。
  7. [一定速度](Constant Velocity)チェック ボックスにチェックマークを付けます。
  8. [ツール](Tools)メニュー [スナップショット](Snapshot)を選択します。

    3ds Max の[スナップショット](Snapshot)ダイアログ ボックスが開きます。

  9. このダイアログ ボックス内のパラメータを設定し、[OK]ボタンをクリックします。

インタフェース

[スナップショット](Snapshot)領域

  • [単一](Single)オブジェクトのジオメトリのクローンを現在のフレームに 1 つ作成します。
  • 範囲オブジェクトのジオメトリのクローンを一連のフレーム上に、軌道に従って複数作成します。 [開始位置](From)スピナーと[終了位置](To)スピナーに範囲を設定し、更にクローンの数を[コピー数](Copies)スピナーに設定します。
[開始位置](From)、[終了位置](To)

オブジェクトのクローンを軌道に従って配置するフレームの範囲を指定します。

コピー数

軌道に従って配置するクローン数を指定します。クローンは特定の時間範囲内で均等に配置されます。ただし、アニメーション パス上の距離は不均等になる可能性があります。

[クローン方式](Clone Method)領域

  • [コピー](Copy)選択されたオブジェクトのコピーのクローンを生成します。
  • [インスタンス](Instance)選択されたオブジェクトのインスタンスのクローンを生成します。 このオプションはパーティクル システムには使用できません。
  • [参照](Reference)選択されたオブジェクトの参照のクローンを生成します。 このオプションはパーティクル システムには使用できません。
  • [メッシュ](Mesh)パーティクル システムからメッシュ ジオメトリを作成します。 このオプションは、あらゆる種類のパーティクルに使用できます。
親トピック: [配列](Array)フライアウト