Maya 2017 Update 3 のシミュレーションとエフェクトの新機能

Bifröst

初期状態

液体シミュレーションの新しい開始点として、任意のフレームの結果を使用することができます。これは、たとえば滝など、シミュレーションで再生を必要とする場合に有効です。詳細については、「Bifröst 液体とフォームのシミュレーションの初期設定」を参照してください。

キル フィールドの改善

キル フィールドは、1 シーン内に複数存在する場合に動作が改善されるよう、更新されました。新しいキル フィールドのアトリビュートについては、「Bifröst キル フィールドのアトリビュート」を参照してください。特に、ライフスパン(Lifespan)オプションを使用する場合には注意が必要です。液体プロパティのオプション チャネル(Optional Channels)アトリビュート グループで存在時間の有効化(Enable Age)をアクティブにする必要があります。

メッシュの追加速度コントロール

液体シミュレーションでエミッタ、コライダ、ガイド、およびその他のインフルエンスとして使用されるポリゴン メッシュの変換(Conversion)アトリビュート グループに、新しいオプションが追加されました。これらのオプションにより、メッシュが Bifröst シミュレーションに貢献する速度をより詳細にコントロールできるようになっています。

  • 速度スケール(Velocity Scale)では、メッシュのアニメーションやデフォメーションから継承した速度を増幅または減衰することができます。
  • 付加速度の有効化(Enable Additional Velocity)付加速度マルチ(Additional Velocity Mult)、および付加速度(Additional Velocity)では、メッシュのアニメーションとデフォメーションとは独立して速度を付加できます。

新しい Bifröst のサンプル シーン

Bifröst のサンプル シーンが更新および改善され、モーション フィールドなどを示す新しい例が追加されました。これらのサンプルにアクセスするには、FX メニューから Bifrost > サンプルを取得(Get Example)を選択し、ビューポートにサムネイルをドラッグします。