ここでは、ガイド付き Bifröst シミュレーションを調整するためのいくつかのガイドラインを示します。
- シミュレーションのシェイプが保持されない場合は、グローバル ガイド プロパティの高解像度の液体からガイドを計算(Compute Guide from High Res Liquid)をオフにして試してみることができます。
- シミュレーションが "大げさ" に見える場合、たとえば、激しく爆発している場合は、液体とガイドの間に設定しているエアー ポケットに問題があることがあります。この問題の対処法の 1 つは、インタフェース距離(Interface Distance)を小さくすることです。ただしこの値は、サーフェスのノイズを回避するために、常にマスター ボクセル サイズ(Master Voxel Size)の 1.5 倍以上にする必要があります。
- エアー ポケットを除去するもう 1 つの方法は、ガイドのオーバーラップ(Guide Overlap)と液体のオーバーラップ(Liquid Overlap)を大きくすることです。ただし、これらの値を大きくしすぎても、問題が発生することがあります。
- 激しすぎるシミュレーションを抑制するために追加のインフルエンスを使用する必要が生じることがあります。これが特に該当するのは、たとえば、現実の波とは非常に異なる方法でメッシュの "波" が移動する場合に、ガイドとしてポリゴン メッシュを使用しているときなどです。たとえば、ガイド メッシュのシェイプが急激に変化すると、極端な加速度が加わり、シミュレーションがオーバーシュートする可能性があります。この場合は、モーション フィールド(motion field)を使用して速度の減衰を試します。
- ボートの背後の航跡を改善するには、グローバル ガイド プロパティで最小シミュレーション深度(Min Simulation Depth)を大きくします。値を大きくすると、伝播する波長が長くなります。