冷却管内の流体流動を適切にシュミレーションするには、コンフォーマル冷却管には特定の構成が必要となります。
重要: コンフォーマル冷却解析は Windows プラットフォームでのみサポートされ、Linux プラットフォームでは実行されません。
コンフォーマル冷却解析を実行するには、次が必要となります。
- 成形品モデル
- コンフォーマル冷却ボディの CAD モデル
- 可能ならば、単純化された金型の CAD モデル
コンフォーマル冷却解析では、解析の実行前に完了が必要なタスクを示すように、スタディ ツリーは動的に変更します。
()をクリックして、成形品モデルを開き、作業するメッシュ タイプとして Dual Domain を選択します。
-
()をクリックし、成形品にメッシュを生成します。
- [冷却(FEM)]を含む解析順序に変更します。
- 解析で使用する材料を選択します。
- 成形品に射出位置を設定します。
注: コンフォーマル冷却解析の実行では、フィード システムをモデリングする必要はありません。
次の手順は、コンフォーマル冷却管をインポートし、境界条件を設定して、3D メッシュとして冷却管をメッシュすることです。成形品が既に Dual Domain としてメッシュ作成されているため、これを使用することはできません。
これを解決するには、成形品のメッシュ タイプを 3D に設定する必要があります。成形品を再メッシュしないことが重要です。次に、冷却を 3D としてインポートして、必要なパラメータを設定できます。解析の実行前に、成形品のメッシュ タイプは Dual Domain に再設定されます。
- スタディ ツリーで
Dual Domain メッシュを右クリックします。を選択します。
- スタディ ツリーで、[冷却回路]を右クリックし、[冷却回路の追加(3D)]を選択し、コンフォーマル冷却回路の CAD モデルを開きます。
注: コンフォーマル冷却回路を、オプションで追加した場合は、インポートした CAD ボディを選択して、そのプロパティ タイプを[冷却管(3D)]に変更します。
()をクリックし、コンフォーマル冷却ボディの入口面をクリックします。
ヒント: 入口および出口は、スタディ タスク ペイン内の[冷却回路の作成...]要素を右クリックして設定することもできます。
コンフォーマル冷却ボディに入口の矢印が表示されます。
()をクリックし、コンフォーマル冷却ボディの出口面をクリックします。 コンフォーマル冷却ボディに出口の矢印が表示されます。 注: コンフォーマル冷却入口と出口は同数である必要があります。
()をクリックします。 [3D 冷却管メッシュの生成]ダイアログ ボックスが開きます。
- パラメータが適切であることを確認して、[メッシュ生成]をクリックします。
注: コンフォーマル冷却管を 3D 四面体要素でメッシュ生成中に、従来の冷却管が表示されていれば、これらはビーム要素でメッシュ生成されます。
- 追加の 1D 冷却システムがあれば、そのモデリングおよびメッシュ生成をします。
- フィード システムをモデリングします。最低要件は射出位置を指定することです。
- 「金型のインポート」または「金型サーフェス ウィザード」を使用して金型を定義します。 CAD パッケージから金型をインポートする場合は、次の手順が必要になります。
- 金型ボディをインポートする前に、CAD パッケージでボルトやスライドなどの要素を金型のメイン ボディに統合することで単純化されていることを確認します。これにより、金型メッシュが単純化できます。
- 成形品、ランナー、またはフィードシステムのボリュームは、インポートする前に、ボイドに変換する必要があります。これは、Autodesk SimStudio Tools 内で実行できます。
「金型メッシュの生成」で、モデリング処理を完了します。これは、2 つの手順で処理します。
- スタディ ツリーで
[3D 金型メッシュの作成]を右クリックし、[3D 金型メッシュの生成]を選択します。パラメータが適切であることを確認して、[メッシュ生成]をクリックします。 これにより、金型のサーフェス メッシュが作成されます。切断平面を使用してメッシュをチェックすることで、金型の重要な部分のメッシュが十分に細かいことを確認できます。 最終的な金型サーフェス メッシュを使用して、金型ボリュームにメッシュを生成します。
- スタディ ツリーで
[3D 金型メッシュの作成]を右クリックし、[3D 金型メッシュの生成]を選択します。パラメータが適切であることを確認して、[メッシュ生成]をクリックします。 金型ボリュームにメッシュが生成されました。
- スタディ ツリーで、
[3D メッシュ]を右クリックします。を選択します。
成形品に Dual Domain が表示されたら、コンフォーマル冷却解析は[解析実行]をクリックして実行できます。