冷却解析製品

冷却解析製品は、射出成形金型内の熱流動を解析するために使用する熱伝達シミュレーションです。

次の冷却解析製品があります。

定常冷却: 成形品設計の最適化
定常冷却シミュレーションでは、成形品および金型両方の温度を解析します。この際、成形品設計のさまざまな面(冷却時間、サイクル タイム、成形品設計、金型設計など)を最適化するために、金型内のサイクル平均温度分布を計算します。
定常冷却解析は、次のメッシュ タイプでサポートされています。
  • Midplane
  • Dual Domain
  • 3D

    3D 解析には、境界要素法を使用した冷却、または有限要素法を使用した冷却(FEM)の 2 種類があり、いずれかを選択できます。

非定常冷却: 金型内の温度分布の解析
非定常冷却解析を使用して、金型温度の経時変化をシミュレーションします。
非定常冷却解析は、次のメッシュ タイプでサポートされています。
  • Dual Domain: 冷却(FEM)解析を使用
  • 3D: 冷却(FEM)解析を使用
および次の成形プロセスでサポートされています。
  • 熱可塑性樹脂射出成形(Dual Domain および 3D)
  • リアクティブ成形(3D のみ)
  • 半導体封止成形(3D のみ)
コンフォーマル冷却: 複雑な形状の冷却システムの解析
コンフォーマル冷却を使用することで、成形品から目標とする除熱を実現できます。従来の管状の冷却システムの代わりに、複雑な冷却管形状、および成形品の輪郭に密接に沿った断面を持つ金型を製作できます。
コンフォーマル冷却管は、まず CAD パッケージ内でモデリングした後、スタディにインポートする必要があります。
コンフォーマル冷却解析は、次のメッシュ タイプを使用した成形品に対応しています。
  • Dual Domain: 冷却(FEM)解析を使用
  • 3D: 冷却(FEM)解析を使用
注: 冷却解析製品、冷却冷却(FEM)を切り替えると、その度に金型メッシュを再生成する必要があります。