インサートには、金型インサートと成形品インサートの 2 つのタイプがあります。
どちらのタイプのインサートも同様の方法でモデリングします。
金型インサート
金型インサートは金属製で、金型に取り付けられます。金型インサートは、成形品内のキャビティを作成するのに使用する。
- 金型インサートは、Midplane、Dual Domain または 3D メッシュで作成できる。
- 金型インサートをボリュームとしてモデリングすることで、熱伝達計算の精度を向上できる。金型インサートをモデリングする代わりに金型材料を要素に割り当てる場合は、既定の薄い肉厚がインサート材料に割り当てられ、計算の精度は低くなる。この方法は金型設計を評価する場合には使用できるが、より高精度な結果を取得するには、ボリュームとしてインサートをモデリングする必要がある。
成形品インサート
成形品インサートは、射出過程の前に金型に配置し、成形品とともに突出される部品です。成形品インサートは、金属または熱可塑性樹脂から作成できます。ショットごとに新しい成形品インサートを使用することが前提となります。
- 成形品インサートがソリッド モデルである必要がない場合は、成形品インサートを Midplane メッシュでモデリングできる。
- 3D メッシュまたは Dual Domain メッシュを使用した場合、成形品インサートはプラスチック成形品とは別にモデリングする。
Midplane、Dual Domain、および 3D 解析におけるインサートの考慮
次の表は、Midplane、Dual Domain、および 3D 解析で考慮されるインサートのタイプの一覧です。
- Midplane 解析で考慮されるインサート
- Dual Domain 解析で考慮されるインサート
- 3D 解析で考慮されるインサート
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1 金型内ラベルは、反りに大きな影響は与えません。 2 コアは金型要素として考慮され、金型冷却解析に含まれます。 3 コア温度は、冷却 3D ソルバー パラメータで[金型内部温度の計算]オプションを有効化すると計算されます。この計算では、コアに別の材料を指定しない限りは、既定の金型鋼材特性を使用します。