入力変数

実験計画法(DOE)解析では、いくつかの因子が成形品の品質に与える影響を確認できます。入力変数がこれらの因子となります。たとえば、樹脂温度や冷媒入口温度を変更して、成形品の品質への影響を確認できます。

[DOE ビルダー]内にリストされる入力変数は、基準のスタディからインポートされ、選択したプロセス設定に応じて変更されます。これらのパラメータを[DOE ビルダー]で選択すると、スタディ タスク ペインの [最適化]ツリーに表示されます。[変数]ツリーには、スタディの変数に応じて、最大 3 つのセクションがあります。

成形条件

成形条件には、実際の成形品生産に関連する変数が含まれます。リストに表示される変数は、選択した成形プロセスと解析順序に応じて異なり、充填制御、冷却時間、硬化温度、射出時間、保圧/保持制御などの変数が含まれます。

境界条件変数

境界条件には、金型と樹脂間の熱伝達条件のモデリング方法を定義する変数を含まれます。境界条件には、冷媒入口と冷媒に関連するすべての変数、バルブ ゲートのタイミングとそれに関連するすべての変数、金型表面温度プロファイル コントローラ、ホット ゲート圧力コントローラ、ガス入口コントローラとそれに関連するすべての変数が含まれます。

形状変数

形状は、肉厚など成形品の物理的な設計に関連する変数を参照します。

プロセス設定で設定した値は[DOE ビルダー]にインポートされ、[中央値]としてリストされます。[DOE ビルダー]は、この[中央値]を中心とした範囲を割り当てます。ユーザーはこの範囲を拡大または縮小することができます。プロファイル データもプロセス設定から、[DOE ビルダー]にインポートされます。このデータは、プロセス設定でのみ変更可能です。ただし、Xmax、Xmin、Ymax、および Ymin に関しては、[DOE ビルダー]で変更可能です。