実験計画法解析

実験計画法(DOE)は統計的ツールで、たとえば、ある成形条件(因子)の変化が成形品の品質へ与える影響などを確認できます。また、選択した成形条件を変更しながら一連の実験を実行して、ユーザー定義の品質インジケータを基準に結果を計算することで、特定の品質インジケータに最も影響を与える成形条件を特定できます。

DOE の利点は、従来の試行錯誤による実験に比べ、テスト データの結果のパターンから大幅に高品質で大量の情報を取得できる点です。DOE は設計過程のどの時点でも実行可能ですが、材料とゲート位置を選択し、初期解析を実行した後で利用すると効果的であるといえます。

DOE 解析では、次のような選択した入力変数にさまざまな値を使用して、自動的に一連の解析を実行し、最適な成形条件を検出します。

これは、次のようなさまざまな (単一点) 品質インジケータを最適化することで実現します。

DOE 解析は、Midplane、Dual Domain、および 3D メッシュ タイプでサポートされており、すべての成形プロセスで利用できます。