標準の構造用鉄骨フレーム ファミリについて

ここでは、標準の鉄骨フレーム ファミリとカスタムの鉄骨フレーム ファミリとの違いについて説明します。

鉄骨製の梁、ブレース、柱の間に構造接合を配置する場合は、その接合内で使用する要素のパラメータの数によって配置方法が異なります。これらのパラメータは、[タイプ プロパティ]ダイアログの[構造断面ジオメトリ]パラメータ グループに一覧表示されます。通常、必須パラメータは Revit ライブラリ内に用意されています。カスタマイズされたフレーム要素では、接合用のジオメトリ パラメータが存在しない場合があります。その場合は、新しく作成する必要があります。接合を生成する場合は構造断面パラメータが重要になるため、標準ファミリとカスタム ファミリのどちらを使用するのかを Revit で指定する必要があります。

ファミリ ジオメトリが正しく設定されているときには、カスタムの鉄骨要素ファミリで接合を使用できる場合があります。Revit によってファミリが解析され、断面形状が特定されます。認識機能によってファミリ ジオメトリが検証され、ファミリ ジオメトリの断面形状と一般的な鉄骨断面の形状が一致しているかどうかが確認されます。

一致している場合は、定義済みファミリ ジオメトリを使用して、必要な構造断面ジオメトリが生成されます。次に、Revit API から渡されたジオメトリ パラメータを使用して、鉄骨接合が生成されます。 次の形状は、[断面形状]パラメータが[未定義]に設定されている場合に一致する形状としてサポートされています。

断面タイプ記号 断面名 形状
I ダブル T 型鋼
C 冷間成形溝形鋼
U チャネル
W 角度
T T 形
H 角型鋼管
S 丸鋼
R 配管
CEx 冷間成形リップ溝形鋼